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花菖蒲、色鮮やか♡九度山・紙遊苑〜和凧も楽しく
和歌山県九度山町の高野山真言宗・勝利寺の庭園で、早くも紫色の菖蒲(しようぶ、あやめ)の花が咲いている。同寺の紀州高野紙伝承体験資料館「紙遊苑(しゆうえん)」では、「民芸和凧展」が開かれており、訪れる人々は、花菖蒲にも心癒されている。
同庭園の池には、小さな石橋が架かり、その橋のたもとで菖蒲が開花。雨に濡れたり、風にそよいだり。すでに初夏の風情を呈している。
同苑では「民芸和凧展」を開幕中で、九度山ゆかりの戦国武将・真田幸村の和凧(わだこ)など123点を展示、観覧者を喜ばせている。
このほど、和凧見学に訪れた橋本市立応其小学校の子供たちは、思わず庭の菖蒲にも心動かされ、和室縁側から眺めたり、庭をめぐったり。教室では学べない感性を身につけていた。
同苑では、もちろん新型コロナ感染防止に力を入れており、下西徳義(しもにし・とくよし)苑長は「民芸和凧展とともに、花菖蒲などの庭園風景も、ゆっくり楽しんでださい」と言っている。
「民芸和凧展」は5月16日まで。入苑無料。開苑時間は午前9時~午後4時30分(入苑は同4時まで)。問い合わせは紙遊苑(電話=0736・54・3484)へ。
写真(上、下)は和凧見学の後、菖蒲の庭を楽しむ応其小学校の子供たち。写真(中)は色鮮やかな花菖蒲。
更新日:2021年5月3日 月曜日 00:00