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真田幸村カラフル和凧展~ゆかりの九度山・紙遊苑
戦国武将・真田幸村ゆかりの里、和歌山県九度山町慈尊院749の6の紀州高野紙伝承体験資料館「紙遊苑(しゆうえん)」で、真田十勇士らの全国の凧(たこ)を集めた「民芸和凧展」が開かれている。同苑の上田節子(うえだ・せつこ)紙漉き指導員は、「来年1月から、NHK大河ドラマ・真田丸が放映されます。ぜひ、幸村ゆかりの里で、真田凧をご覧ください」と言っている。5月10日(日)まで。入苑無料。
会場には凧作りの専門家が製作した、戦国時代、九度山に閑居した真田幸村を描いた六角凧(縦約2・85メートル、幅1・2メートル)
や、幸村親子3代と十勇士をあしらった〝真田凧〟を展示。
また、世界遺産・丹生官省符神社所蔵の県指定美術工芸品「獅子頭(ししがしら)」をアレンジした〝獅子頭凧(縦1・3メートル、横9 5センチ)〟や、チョウ凧、セミ凧、紐(ひも)で振り回して飛ばす〝アメリカの飛行機凧〟も出展している。
この「民芸和凧展」は、同苑が開苑した1999年、弘法大師・空海が中国から製法を伝えたとされる高野紙にちなみ、和紙の素晴らしさを知ってもらおうと企画。東日本大震災で中止した昨年を除き、今回16回目。
上田・紙漉き指導員は「5月4、5両日、九度山のまちなかでは、当町伝統の〝真田まつり〟が開かれます。当苑にもぜひお立ち寄りください」と言っている。
開苑時間は午前9時~午後4時半。展示中の凧は著作権の関係で写真撮影は出来ない。問い合わせは紙遊苑(電話=0736・54・3484)。
写真(上)は初展示されている真田幸村の六角凧。写真(中)は入口付近に飾られた真田幸村=右=と父・昌幸(まさゆき)の和凧。写真(下)は真田幸村十勇士らカラフルな和凧の数々。