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桜散りつつ桜広場に♡橋本・杉村公園~ツツジ彩る
和歌山県橋本市御幸辻の杉村公園で、照り曇りする4月2日、ふっくら満開の桜が散りはじめ、その代わりにツツジ(躑躅)が彩りを放って、散策する人々に美しい四季の移ろいを感じさせた。
南海高野線・御幸辻駅近くの丘陵地にある同公園は昭和45年(1970)、実業家の杉村林之助(すぎむら・りんのすけ)さん(故人)が同市に寄贈した。
この日、頂上の芝生広場を中心に、沢山の桜は満開になり、ハーモニカ・グループが童謡などを演奏。強い風が吹くたびに、無数の花びらが舞い落ちた。
芝生広場に通じる坂道では、早咲きのツツジが真っ赤に咲き誇る反面、坂道も広場も、桜が一面に散り敷いて真っ白。可愛い子犬と一緒に散策中の母子は「すごくきれい」と、スマホ撮影を楽しんでいた。
今は同公園の東隅に駐車場やトイレも完備され、大阪方面からの観光客も増えている。
地元のある高齢男性は、「大阪から来られた家族連れが、『こんないい公園を歩いたのは初めて』と驚いていました。私は子どもの頃から、この公園を見慣れていましたが、お陰さまで素敵な公園だと気付かされました」と笑っていた。
写真(上)は杉村公園の散り桜の道を愛犬とともに散歩する家族連れ。写真(中)はツツジが満開の頂上広場への坂道。写真(下)は桜のジュータンを敷き詰めたような頂上芝生広場。
更新日:2021年4月3日 土曜日 00:02