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桜開花、蕾は無数♡橋本・国城山や庚申山…春爛漫へ
まぶしい春光に恵まれた3月23日午後、和歌山県橋本地方の桜の名所では、無数の蕾(つぼみ)が赤くふくらみ、花は約2~3分咲きの光景を呈した。これからの天候次第だが、今週末以降、高野山麓の春爛漫の風景が楽しめそう。
この日の橋本地方は、午前6時の最低気温2度と冷え込んだが、午後3時には14度まで上昇、青空には羽毛のような雲が漂った。
JR和歌山線・高野口駅の北側にある庚申山(高野口公園)では、桜満開の木が数本あり、遠くには高野山系の山々と、眼下のまちの屋根が見える。
さすがに人影は少ないが、山頂では女性たちが手弁当を味わい、若いカップルは仲よく散策、花を観賞していた。
南海高野線・紀伊清水駅の北方にある、国城山(標高552メートル)の国城神社・参道沿いでは、桜並木が可愛い蕾に赤々とおおわれ、一部の枝々では真っ白く開花して、風に吹かれている。
ここは20数前の大型台風により、ほとんどの山林が倒木して、丸裸の山に植えたのが、参道の桜並木である。
奈良県側からマイカーで来た夫婦は、150段の石段を登って神社参拝の後、金剛・葛城山や紀の川流域の町並みをバックに、桜の花や蕾を眺望。
「ここは奈良・吉野山を、少し小さくしたような、花の名所と聞いて来ました。確かにいい眺めなので、もうすぐ花見ハイカーらで大賑わいですね」と笑顔で話していた。
このほか同市隅田町の隅田八幡神社の末社・丸高稲荷、同市古佐田の丸山公園(陵山)、同市御幸辻の杉村公園、紀の川堤防(南馬場緑地広場)などでも、ほぼ同様の開花風景を見せている。
写真(上)は蕾ふくらむなか一部で満開となっている庚申山の桜。写真(中、下)は国城山で満開の桜と無数の桜の蕾=国城神社の休憩・展望台より。