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真田隊・開業祝砲!九度山駅おにぎり高野下駅ホテル

南海電鉄株式会社=遠北光彦(あちきた・てるひこ)社長=は11月2日、和歌山県九度山町の南海高野線・九度山駅前で、同駅の「おにぎりスタンド」と高野下駅の「駅舎ホテル」のオープニングセレモニーを開いた。両駅エリアを愛する大勢の家族連れやグループなどが参集して、南海電鉄の楽しい拠点設定と地域活性化への取り組みに心底からエールを送った。
南海電鉄からは常務執行役員の浦地紅陽(うらじ・こうよう)経営政策室長、上席執行役員の梶谷知志(かじたに・さとし)鉄道営業本部長、同執行役員の西山哲弘(にしやま・てつひろ)都市創造本部長の3人が出席。
来賓には九度山町の岡本章(おかもと・あきら)町長、同県伊都振興局の山本和秀(やまもと・かずひで)局長、株式会社NOTEの藤原岳史(ふじわら・たけし)社長、株式会社海南社の半田雅義(はんだ・まさよし)社長、株式会社キリンジの天川洋介(あまかわ・ようすけ)社長の5人が招かれた。
南海電鉄は弘法大師・空海の開いた世界遺産・高野山と、その山麓エリアの来訪者拡大・回遊性向上をめざし、株式会社NOTEと協働で九度山駅におにぎり店舗、高野下駅に駅舎ホテルを改修整備した。
九度山駅のおにぎりスタンド「くど」は株式会社海南社、高野下駅の「ニッポニアホテル 高野山 参詣鉄道 オペーレーテッド バイ キリンジ」は株式会社キリンジが運営する。
この日正午から開業記念式があり、紀州九度山真田鉄砲隊の男女隊員5人が、真田の赤備えの鎧兜(よろいかぶと)姿で、九度山駅の展望台に颯爽と登場。威勢よく火縄銃を発射して、大音響と共に祝砲を上げた。
先ず、浦地・経営政策室長が登壇し、先の高野山開創1200年記念大法会や、大河ドラマ「真田丸」の放映で、九度山が活気づいたことを紹介。「岡本町長と相談して、九度山駅と高野下駅が高野参詣道の拠点であることに着目。皆様方のご協力で、おにぎりスタンド、駅舎ホテルができました。今後とも地域の皆様方のご協力をお願いします」と謝辞を述べた。
来賓挨拶に立った岡本町長は、「私が町長に就任した14年前の当町の1年間の観光客は、約13万4000人でしたが、大河ドラマ・真田丸放映の年には180万人に達し、今もその前後をキープしています」と説明。
さらに「九度山の地名の由来は、弘法大師・空海が毎月九度、お母様のいる当地の慈尊院に通ったことや、まちの形がや〝おくどさん〟=竈(かまど)=に似ていたことからの2説があります」と話し、「今回の駅舎活用で一層、町を盛り上げ、南海電車が常に満員であるようにしたい」と誓った。
この後、南海役員と来賓の計8人がテープカットして、新聞・テレビ報道&記念撮影で締めくくった。
午後0時30分に営業が開始されると、おにぎりスタンド「くど」では、大勢の参拝・観光客らが長い列をつくり、全国に2つとない紀州産材料の9種類のおにぎりを次々注文。展望台などで、もぐもぐ噛みしめては、「なんと美味しい」「九度山の空気が心に沁みる」などと喜んでいた。
なお、九度山駅のおにぎりスタンドと、高野下駅の駅舎ホテルの詳細については、インターネット特設サイト「高野山とふもと」で見ることが出来る。
写真(上)は南海高野線・九度山駅の展望台で祝砲を上げる州九度山真田鉄砲隊。写真(中)はテープカットする南海電鉄重役と岡本町長ら来賓関係者。写真(下)はオープンと同時に長い列ができた九度山駅おにぎりスタンド「くど」の風景。


更新日:2019年11月3日 日曜日 00:00

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