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人気♪立体乳房絵馬~慈尊院~安産・乳がん治癒祈願

有吉佐和子さんの小説「紀ノ川」の舞台となった和歌山県九度山町の高野山真言宗・女人高野別格本山「慈尊院」=安念清邦(あんねん・せいほう)住職=は、新しいタイプの「立体乳房絵馬」(奉納用)を御供所に置いた。安念住職は「多くの女性たちが、この立体絵馬に気持ちを託し、安産や乳がん治癒を祈願しています」と話し、「私も毎朝、祈願成就を祈っています」と話している。
同寺は弘法大師・空海の母・玉依御前(たまよりごぜん)が、高野山・女人禁制により滞在。弘法大師が毎月九度、下山して母と会った寺で、御母堂を祀っていて、とくに女性に尊崇されている。
和歌山市出身の有吉佐和子さんは昭和34年(1959)、明治の女性「花(はな)」の生きざまを描いた小説「紀ノ川」を雑誌に連載。これが映画化され、主人公・花(司葉子さん)が、祖母と一緒に慈尊院へ乳房型絵馬を奉納する名場面が放映され、安産・子宝の祈願寺として脚光を浴びた。
同寺によると、この「乳房型絵馬」の奉納はあくまでも民間信仰で、昔、誰かが「安産」を祈って始め、口伝えに続いてきた。今なお本堂(国の重要文化財)の前には、女性たちが各自、米を布にくるんで、乳房型にした手作りの「乳房型絵馬」を次々と奉納している。
近年では、紀和病院の乳がん専門の診療科「紀和ブレスト(乳腺)センター」=梅村定司(うめむら・ていじ)センター長=などが中心になり、平成24年(2012)に「生命の祈り~乳がんの集いin高野山~」、昨年10月には乳がん経験者で人気タレントの山田邦子さんの講演会「大丈夫だよ、がんばろう!~いのちを生きる 素敵に生きる~」を開催。
これに伴い同寺は、昨年10月、布製の乳房を立体的に表現した「立体乳房絵馬」を制作し、御供所に置いたところ、安産祈願や乳がん治癒祈願の女性たちに喜ばれ、本堂前の棚は「立体乳房絵馬」でいっぱいの状態。
安念住職は「この絵馬奉納は、安産だけでなく、子宝に恵まれる、乳がんを完治する、心癒されるなど、女性の気持ちがこもっています」と説明。「どうぞ願いが叶いますように…」と祈っている。
新しい「立体乳房型絵馬」の奉納料は1枚2000円。
写真(上、中)は慈尊院の御供所に新しく置かれている「立体乳房型絵馬」。写真(下)は慈尊院の本堂前に掲げられた「立体乳房型絵馬」。

更新日:2016年2月14日 日曜日 00:00

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