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ハンデ克服、卓球に挑む!児嶋さん~ねんりんピック

和歌山県橋本市ラージボール卓球協会の児嶋淳(こじま・じゅん)会長(81)は、同市内の9選手とともに、11月の「ねんりんピック紀の国わかやま2019」卓球交流大会・出場を控えて、猛練習に励んでいる。児嶋さんは最高齢級だが、ケガや病気も自らリハビリで克服し、「今回とくに紀の国が舞台なので、皆様と共に入賞をめざしたい」と張り切っている。
「ねんりんピック紀の国わかやま2019」は、厚生労働省、和歌山県、和歌山市、同実行委員会などの主催で、11月9日(土)~11日(月)、和歌山市の武道・体育センター和歌山ビッグウェーブで開催。
全国66チーム(約450人)が出場、うち県内から5チーム(40人)が参加。県代表選手には今年6月の予選大会で、橋本市から児嶋さんら10人(うち女性6人)が選ばれている。
児嶋さん(同市古佐田1丁目)は、県立橋本高校・卓球部時代に主将を務め、3年生の時には和歌山県大会で2位。南海電鉄に入社後、35歳まで同電鉄の卓球部に所属。社内大会シングルスで10年連続優勝を飾った後、仕事に専念した。
定年退職後の平成12年(2000)には、地元の卓球愛好家を集めて「橋本市ラージボール協会」を設立し、硬式卓球からラージボールに切り替えて会員指導に当たってきた。
68歳の時、練習中に転倒して、右肩の筋肉が断裂し、70歳で前立腺がん・喉頭がん手術。「全国ラージボール卓球大会」には毎年出場し、シングルスで70歳、75歳、81歳で優勝。合わせて3度の栄冠に輝いている。
児嶋さんら橋本市の選手10人は、毎週月曜日の午後1時~4時30分、同市北馬場の県立橋本体育館サブアリーナで、大阪や奈良の名選手たちと共に猛練習に取り組んでいる。
児嶋さんは「先ず初戦突破ですが、今回は紀州が舞台なので、おもてなしの心を大切にし、橋本名産の柿を手土産に持参したい。食事など懇談の席では、世界遺産・高野山の素晴らしさや、高野山麓・橋本特産のヘラ竿(国の伝統的工芸品)、滅多に味わえない〝はたごんぼ=畑牛蒡〟の良さなどを伝えたい」と話していた。
写真(上)はハンデを克服した児嶋さん。写真(中)は猛練習に励む「ねんりんピック紀の国わかやま2019」卓球交流大会の橋本の選手たち。写真(下)は橋本の選手の皆さん▽上段左から萬谷京子(まんたに・きょうこ)、松本孝治(まつもと・こうじ)、田窪裕美(たくぼ・ひろみ)▽2段目左から青木順子(あおき・じゅんこ)、古川耕作(ふるかわ・こうさく)、向ヒロ子(むかい・ひろこ)▽3段目左から木下治子(きのした・はるこ)、吉田ツヤ子、木下順一(きのした・じゅんいち)=橋本市提供。


更新日:2019年10月8日 火曜日 00:00

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