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園児ら数珠送り楽しく♪橋本・古佐田~3世代交流

子供たちの健康を祈る「3世代交流の夏祭り」が7月2日、和歌山県橋本市の古佐田区民会館で開かれ、橋本こども園=野上紀代(のがみ・のりよ)園長=の園児らが、「獅子舞」「数珠送り」「人形劇」「紙芝居」を楽しんだ。
JR・南海橋本駅前の古佐田老人クラブ=池永恵司(いけなが・けいじ)会長=主催で、橋本こども園の園児27人と引率の保育士・教諭、親、祖父母ら計約80人が参加した。
平木哲朗(ひらき・てつろう)市長や同市老人クラブ連合会の堀川憲一(ほりかわ・けんいち)会長、同市社会福祉協議会の中西健(なかにし・たけし)会長が「楽しいひとときを」と挨拶。
最初の「獅子舞」では、池永会長が獅子頭(ししがしら)役を担当。真っ赤な貌(かお)をした獅子が登場すると、子供たちは「こわいよ~っ」と逃げ惑い、やがて獅子が好きになり、獅子に近付いて、幸せをもらっていた。
「数珠送り」は昔から行われ、1960年代に核家族化などで途絶えていたが、「郷土の文化を守り、子ども中心に交流を深めよう」と2005年に復活させた。
地元伝承の数珠は、直径約2センチの玉を600個つないだ長さ約30メートルのすごさ。その1か所には直径7センチの大玉と長い房で飾られている。
園児らは床に円陣を組むように座り、その真ん中で葛原年子(くずはら・としこ)さんが、「おん かかかび さんまえい そわか」と、呪文をとなえて鉦(かね)を叩く。
園児らは数珠を握りしめ、左回りに回して、房付きの大きな数珠玉が来ると、数珠を頭上にかざし、神妙な面持ちで家族の幸せを祈った。
「人形劇」は橋本市ボランティア連絡協議会の山本みや会長が司会役で、会員らが役行者ものがたり「杉尾の巨石」や、人気の「飛んでったバナナ」を上演すると、園児たちは胸をわくわくさせる。
橋本市出身で大阪の街頭紙芝居師・鶴谷光子(つるたに・みつこ)さんが、紙芝居クイズや昔の漫画紙芝居「チョンちゃん」などを披露すると、園児たちは手を上げて答えたり、夢中で紙芝居に見入ったり。
周囲の椅子に腰をおろした高齢者らは、園児たちの幸せなひとときを、にこにこと見守っていた。
写真(上)はジャンボ数珠送りを楽しむ園児たち。写真(中)は池永会長の獅子舞に大喜びの子供たち。写真(下)は鶴谷さんの紙芝居クイズに元気よく手を上げる園児たち。


更新日:2019年7月3日 水曜日 00:02

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