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高砂ユリと半鐘すてき♡「杉尾の巨石」ともに楽しく
日本の音風景100選「杉尾の巨石」で知られる、和歌山県橋本市杉尾の山里で、今、沢山の高砂ユリが咲き誇り、昔ながらの半鐘とともに、素敵な初秋の風景を見せている。
「杉尾の巨石」は、地元の明王寺から635段の階段を登った山上にあり、巨石の穴に耳を当てると、紀ノ川の水音が聴こえるということで名高い。高砂ユリの開花舞台は、その真向いの高台で、等間隔に数十カ所で茎を伸ばし、まっ白な花が風に吹かれている。
高砂ユリは、種子が風に運ばれて、広範囲に分布する。地元住民の話では、山斜面に咲き始めたので、家人が庭園状に咲くよう、世話してきたという。
また、近くの高台には、古い半鐘がある。これはもともと明王寺の境内にあったが、木製ハシゴが朽ちたため、約45年前、山里全体に響き渡るようにと高台へ移設されたらしい。
美しい高砂ユリと半鐘の影…。前区長の尾上賢一(おのうえ・けんいち)さんは「杉尾の巨石もいいが、高砂ユリの景色もすてきです。新型コロナ禍の中、多くの皆さんが、節度を守りながら、楽しんでくれています」と話していた。
写真(上)は杉尾の山里の高砂ユリと半鐘の風景。写真(中)は杉尾の高台に立つ半鐘。写真(下)は美しい高砂ユリ。
更新日:2021年8月31日 火曜日 00:00