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露草に紋白蝶も遊ぶ♡橋本・杉尾〜柿や稲穂の彩りも
国が認めた日本の音風景100選「杉尾の巨石」として名高い、和歌山県橋本市杉尾の山里で、今、露草(つゆくさ)が開花、柿が色づき、稲穂も垂れて、日本の原風景を繰りひろげている。
「杉尾の巨石」は、明王寺わきの635段の階段を登った山上にあり、耳を当てると紀ノ川の水音が伝わる。同寺前の畑には、昔は大きな「寺小屋」(学問施設)があり、多くの子供たちが巣立ったという。
今、露草は明王寺そばの小川の草むらで、無数に咲き誇り、紋白蝶がひらひらと周遊。山道沿いの柿畑は、まさに柿色になり、眼下の明王寺そばの稲田も、黄金色(こがねいろ)に近づいている。
地元住民によると、「とくに秋彼岸の頃には、無数の曼珠沙華(まんじゅしゃげ)が畦道を彩り、多くの家族連れや若いカップルらが、明王寺に参拝してくれます」と話していた。
今年の秋彼岸入りは9月20日(月・祝)、中日(秋分の日)は同23日(木・祝)、秋彼岸明けは同26日(日)である。
写真(上)は綺麗に咲いた露草。写真(中)は色付いた杉尾の柿=背景は明王寺と黄金色の稲田。写真(下)は露草と紋白蝶。
更新日:2021年9月5日 日曜日 00:00