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先人偲ぶ無数の彼岸花♪「杉尾の巨石」の山里で開花

国が認めた「日本の音風景100選・杉尾の巨石」として名高い、和歌山県橋本市杉尾の山里で、今、真っ赤な彼岸花が無数に咲いている。9月23日(土)は彼岸の中日(秋分の日)。彼岸花は自らの姿を畦道(あぜみち)に献花し、多くの先人たちを偲ぶ情景を呈している。
「杉尾の巨石」は、地元の明王寺から635段の階段を登った山上にあり、昔、一言主命(ひとことぬしのみこと)が、葛城山から金峯山に架橋するために集めたという伝説がある。その巨石に耳を当てると、不思議にも、遥かに離れた紀ノ川の水音が聴こえるといわれる。
この日本の山里の原風景を残す杉尾地区。彼岸花は明王寺を中心に周辺の田畑の畦道や、小川沿いなどで次々開花。すでに稲田の大半は、稲刈りを終えていて、彼岸花はその畦道に群生、または行列をつくり、色づいてきた柿畑でも、朱色の輝きを見せている。
この山里を時折、ハイカーらが訪れ、杉尾の巨石目指して長い石段を登ったり、近くの堂谷(どうたに)自然公園で休息したり。今は、あたりの山々から秋風に吹かれて、ツクツクボウシの声が流れてくる。
明王寺の前は、今は畑だが、地元の話によると昔、大きな「寺小屋」(学問施設)のあったところ。ある男性は「お彼岸の墓参りも大切ですが、こういう静かな山里で、日本の歴史や先人を偲ぶのも、いいことですね」と話していた。
今年の秋彼岸は、彼岸の中日(9月23日=秋分の日)をはさんで計7日間。彼岸の入りは同20日、彼岸明けは同26日である。
写真(上)は刈田の畦道に輝く彼岸花。写真(中)は「日本の音風景100選・杉尾の巨石」のある裏山を控えた明王寺とその周辺。写真(下)は色づいてきた柿の下に咲く彼岸花。

更新日:2017年9月23日 土曜日 00:00

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