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高野山へ楽々ドライブ♪5月開通・九度山柿の郷大橋
紀北地方の紀の川南岸の山腹を走る「紀の川フルーツライン」(広域農道)の「九度山柿の郷大橋」と両端のつなぎ道路が完成し、和歌山県九度山町は令和元年5月18日(土)、同橋西詰で開通式を行う。同橋の供用開始で、大阪・奈良方面から橋本市や九度山町を経て、世界遺産・高野山へ直結する。「紀の川フルーツライン」は、四季の山河の展望がよく、絶好のドライブコースとして利用されそう。
同フルーツラインは橋本市清水の紀の川・橋本高野橋南側~かつらぎ町西渋田間18キロで、道路幅は約6・5メートル、上下各1車線。九度山町役北側の「九度山 柿の郷大橋」が昨年度末、その両端のつなぎ道路が今回完成した。
すでに、かつらぎ町教良寺~三谷間(2・1キロ)が3月に開通しているため、橋本市清水~九度山柿の郷大橋~国道480号(かつらぎ町三谷)~高野山・大門間が楽々と往来できることになる。
車での所要時間は、京奈和自動車道・橋本IC~(同フルーツライン経由)~かつらぎ町三谷の国道480号間が約20分となり、京奈和自動車道・橋本IC~(国道480号など経由)~同町三谷とほとんど変わらない。
同フルーツラインは紀の川南岸の国城山、雨引山などの中腹を走っており、四季の山河の見晴らしは抜群。とくに走行時間を気にせず、ゆったりドライブを楽しみたい都心部の人々には、大いに愛されそう。
「九度山柿の郷大橋」の開通式は、5月18日(土)午前10時から、九度山町九度山1265の150の同橋西詰で開催。神事・安全祈願の後、岡本章(おかもと・あきら)町長らが挨拶。紀州九度山真田太鼓保存会の和太鼓演奏、関係者のテープカット、紀州真田鉄砲隊の祝砲がある。午前11時~午後3時、同橋を「歩行者天国」とした後、同3時15分から供用開始。車の走行OKとなる。
写真(上、下)は5月18日午後3時15分に供用開始される九度山柿の郷大橋。写真(中)はすでに完成している紀の川フルーツラインのかつらぎ町三谷付近=万葉の里・妹背山や紀の川などが一望できる。