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滝行やモニュメント~♪高齢者撮影~みんな生き生き
和歌山県の橋本市民大学「いきいき学園」写真クラブ=富岡清隆(とみおか・きよたか)会長=の「第8回写真展」が3月15日、橋本市東家の橋本市教育文化会館4階の展示室で開幕した。同17日(日)まで。観覧無料。
「いきいき学園」写真クラブが主催、橋本市教育委員会と同市文化スポーツ振興公社が後援。クラブ員33人が組写真12組を含む計81枚(半切=横432ミリ、縦356ミリ)を出展している。
顧問の中本義則(なかもと・よしのり)さんは、大分県江須賀の曹洞宗・東光寺の十六羅漢(らかん)などを「石仏」(5枚組)のタイトルで紹介。青苔(せいたい)に覆われた修行羅漢の表情などを伝えている。
富岡会長の「想いに魅せられて」(5枚組)は大阪・御堂筋を中心に飾られた人物像モニュメントを出展。戦後の「平和への想い」など、製作者の心情を作品から汲み取り、紹介した。
同写真クラブの講師・大谷憲浩(おおたに・のりひろ)さんは「過密」(全紙)の題でモノクロ写真を掲示。白衣姿の女性10数人が、滝に打たれる光景で、天からの滝水の音や、一心に手を合わせる、息遣いさえ聴こえてきそう。
同写真クラブ員は、同学園1~3年生とOB(60歳代~80歳代)で、春秋年2回、撮影会を開催。毎月1回の例会では主に大谷さんが指導、中本さんが基礎・応用講習を行っている。
今回の写真展の開催時間は、3月16日(土)午前9時~午後5時、同17日(日)午前9時~午後4時。3月16日午後1時30分からは、写真家・有野永霧(ありの・えいむ)さんが各作品1枚1枚について講評する。
富岡会長は「最近は一眼レフに限らず、デジタルカメラや、スマートフォンを使っての作品もあります。私は1年生で入会し、今は3年生。お陰で写真撮影は楽しいし、絵画や書など他のクラブ員とも懇意になれました。今後はOB会員として頑張りたい」と話した。
写真(上)は展示作品について語り合う中本さんら。写真(中)は講師・大谷さんの作品「過密」。写真(下)は橋本市民大学「いきいき学園」写真クラブの「第8回写真展」風景。