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心打つ写真展開幕♪「見てね」いきいき学園生31人
和歌山県の橋本市民大学「いきいき学園」写真クラブの「第5回写真展」が、3月25日、橋本市東家の橋本市教育文化会館第4階の第6展示室で開幕した。28日(日)まで。入場無料。
「いきいき学園」写真倶楽部が主催、橋本市文化スポーツ振興公社が後援。クラブ員31人が計約60枚の作品を出展している。
例えば、いきいきフォトクラブ顧問の中本義則さんは「古民家」のタイトルで6枚組カラーを展示。吹き抜ける風を感じさせる暖簾(のれん)や、しめ縄や紙垂(しで)の清らかな神棚、薄明かりの土間など、今では少なくなった日本家屋の情趣がて漂う。
橋本フォトクラブ会長の濱口進さんは「当尾の石仏」(3枚組モノクロ)を出品。自然に生まれる陰影により、阿弥陀定印(あみだじょういん)を結ぶ石仏や、合掌(がっしょう)する石仏など、心に安堵感を与えている。
天王寺動物園で撮影したという辻上嬉代美(つじうえきよみ)さんの「ガラス越し」は、まさにライオン(雌)がガラス越しに、子どもの顔を見上げている、優しい眼差し。無邪気さには、闘争心もかなわないといった光景だ。
同写真クラブは8年前に設立。現在会員42人(うち男性26人、女性16人)。橋本写真クラブ元・会長の大谷憲弘(おおたに・のりひろ)さんを講師に、春秋年2回の撮影会を実施。毎月の例会で作品講評。
毎月の勉強会では中本義則さんを講師に、基礎・応用講習会を開催。作品は橋本市図書館で毎月順番制で展示されている。
「第5回写真展」の開催時間は、3月同26日(土)は午前9時~午後5時、同27日(日)は午前9時~午後4時。3月26日午後1時30分からは、写真家・松原時夫(まつばら・ときお)さんが講評。会場をめぐり、各作品の前で1枚1枚について話すことになっている。
写真(上)は中本義則さんの作品「古民家」。写真(中)は辻上嬉代美さんの作品「ガラス越し」。写真(下)は濱口進さんの作品「当尾の石仏」。