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再織や縫いぐるみ作り♪橋本市が体験型返礼品に推奨

和歌山県橋本市は、魅力あるふる里を知ってもらおうと、ふるさと自慢の「再織(さいおり)体験」と「縫いぐるみ作り体験」の2つを、ふるさと納税の「体験型返礼品」に決めた。同市ブランド推進室の海掘太郎(かいほり・たろう)主査は「ぜひ、再織や縫いぐるみ作りを楽しみ、〝橋本ファン〟になってほしい」とアピールしている。
「再織」とは一旦、横縞(よこじま)に織った生地(きじ)を縦糸に沿って裁断し、毛羽(けば)立ったモール糸にして、それを手織り機で再度、柄(がら)に合わせて織る素敵な織り方。。明治10年(1878)に同市(合併前の高野口)で、綿(わた)織物工場を経営していた前田安助(まえだ・やすすけ)さんが、ヨーロッパの「シェニール織」をもとに創案した。
高野口は昔、高野山の表玄関として、大勢の参詣人が往来。すでに江戸時代から織物の町として栄え、今は日本一のパイル織物の町として名高い。
一方、わが国の縫いぐるみ製造会社は、全国でも5社程度しかない。和歌山県内では唯1社「テラモト株式会社」(同市隅田町)が、外国製品にはない日本独自の綺麗な縫いぐるみを製造・販売。最近では誕生日や結婚記念日、長寿祝いなどの贈り物として、人気を博している。
「再織体験」は、平成30年4月~11月の月・水・金曜日の午後1時30分~同4時30分、同市高野口町名倉1067、紀州繊維工業協同組合隣りのパイル織物資料館で。電話(0736・42・3113)予約で体験日が決まると、当日は専門家の指導で、手織り機による「再織」のハンカチを製作。仕上げ後、参加者宅へ送付される。寄附額は20000円。
「縫いぐるみ作り体験」は、5月15日(火)、7月24日(火)、8月21日(火)の午前10時~正午、テラモト株式会社・工場で。各回とも定員15人で、電話(0736・32・1172)予約で体験日が決まると、当日は「ベアの縫いぐるみ」(座高約20センチ)の綿詰(わたづ)めや、顔の仕上げを体験。あらかじめ参加者の名前を刺繍、その服をベアに着せて、持ち帰る。寄附額は20000円。
地元在住の市民、東京や大阪など在住の橋本出身者、橋本ゆかり、橋本を愛する人々…。その参加者の寄附額の約半分は今回の事業経費や材料費、システム手数料、送料などに使い、残る約半分は橋本市発展に向けての納税金となる。
問い合わせは橋本市経済推進部はしもとブランド推進室(電話=0736・33・1247、FAX=0736・42・0789)。
写真(中)はかつて高野口町内で行われた再織体験の楽しい風景。写真(中)は再織のクローズアップ写真。写真(下)は縫いぐるみ体験で完成させる予定の可愛い「ベア」の縫いぐるみ。


更新日:2018年3月6日 火曜日 00:00

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