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1尺花火みごと開花♪紀の川~家族5人の素敵な姿も

第5回「紀の川橋本 SUMMER BALL(サマーボール) 」(同実行委員会主催)は8月5日、和歌山県橋本市の南馬場緑地広場(紀の川河川敷)で開かれ、大勢の家族連れや若いカップルらが、歌やダンス、打ち上げ花火などを楽しんだ。
名物・花火大会は、午後8時に開始。打ち上げた花火は、過去最大の1尺玉11発を含む計8000発。紀の川・橋本高野橋では、ゆかた姿の夏休み中の子供を連れた家族連れや若いカップルら、見物客でいっぱい。
大輪の花火が開くたびに、山河に炸裂音(さくれつおん)がとどろき、空と水面はカラフルな彩色に染まる。そのたびに見物客は「わあ、きれい」と歓声を上げ、1尺玉が大音響とともに空を覆うと、大きなどよめきが起きた。
ただ、クライマックス寸前、熱中症患者5人が出て、橋本消防署から救急車2台が会場に急行し、花火が約15分間中断した。主催者側の説明では、熱中症患者の有無確認などのためやむを得ず遅れたらしい。
多くの見物客が「もう終わった」と解釈して、ぞろぞろと帰る途中、今度は大きな1尺玉が上がり始め、「わあ、すごい」と驚嘆。改めて夜空を振り返り、今年の変則的な花火を心に収めていた。
とくに見物客の中には、妊娠の妻が、夫の抱いた男児と、そばを歩く小さな女児の手を、しっかり握りしめて歩く姿があり、夫と男児、お腹の子、女の子、そして自分の5人を結ぶ、めったに見られない家族の姿があり、花火とともに見物客の素晴らしい一幕を感じさせていた。
写真は紀の川の川面に映える「紀の川橋本サマーボール」の花火=紀の川・橋本高野橋から。


更新日:2017年8月6日 日曜日 00:22

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