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〝茅の輪くぐり〟心身清浄に♪橋本・隅田八幡神社
国宝・人物画像鏡(じんぶつがそうきょう)の所蔵神社として名高い、和歌山県橋本市隅田町の隅田八幡神社=寺本嘉幸(てらもと・よしゆき)宮司=で6月30日、人間の罪穢(つみけがれ)を払い、本来の清浄な心を取り戻す「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」と「茅の輪(ちのわ)くぐり」の神事が行われた。
この日、梅雨曇りの中、橋本・伊都地方の家族連れらが参集。寺本佳文(てらもと・よしふみ)禰宜(ねぎ)ら神職2人が、参列者のお祓いをして共に「大祓の詞(ことば)」を唱えた。
この後、参列者らは神職のリードで、境内に設けられた直径約1・8メートル、太さ約15センチの茅の輪を、左へ1回、右へ1回、さらに左へ1回くぐりながら、心で和歌「水無月(みなづき)の夏越(なごし)の祓(はらえ)する人は千歳(ちとせ)の命延(の)ぶといふなり」と口ずさみ、拝殿に進み出て無病息災などを祈願、みんな清々しい表情だった。
寺本・禰宜は「参列者が氏名などを記入、罪穢を移した大祓人形(紙製)は、7月11日に〝お焚き上げ〟をして、皆様の安泰を祈ります。大祓人形の記入は、7月10日まで受け付けますので、厄払いしたい方は、お気軽にお越しください」と言っている。大祓人形の初穂料は200円。
写真(上、中)は茅の輪くぐりをする家族連れら。写真(下)は茅の輪くぐりの後、拝殿へ進む参列者たち。
更新日:2016年7月1日 金曜日 00:00