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「橋本の秋祭」写真紹介♪広報はしもと見事全国入選
和歌山県橋本市の「橋本の秋祭」を写真特集した「広報はしもと」(2016年12月号)が、全国広報コンクール(公益社団法人日本広報協会主催)の広報写真(組み写真)の部で見事入選した。同市秘書広報課の担当者の一人・岡村恵介(おかむら・けいすけ)広報広聴係長は、「勇壮な橋本の秋祭りの紙面が高く評価されてうれしい。今後も素敵な広報紙づくりに取り組みたい」と張り切っている。
橋本の秋祭りは毎年10月に隅田八幡神社、相賀(おうが)大神社、相賀八幡神社、学文路(かむろ)天満宮、牛頭(ごうず)天王社などの各地域から「だんじり」が出て、五穀豊穣に感謝し、無病息災を祈っている。
橋本の秋祭りは紀州路1番と言っても過言にならないほどの「だんじり」の本場。とくに隅田八幡の秋祭り(県無形民俗文化財)は、鎌倉時代の「放生会(ほうじょうえ)」が起源とされ、金糸銀糸の絢爛豪華な飾り幕の担ぎ屋台(かつぎだんじり)は見もの。
橋本市橋本の「舟楽車(ふなだんじり)」(県有形民俗文化財)も、昔の舟の形を表し、胡弓(こきゅう)や太鼓の音曲にのせて、ゆっくり進む。
同市東家の地車(だんじり)は、もともと〝やり回し〟で名高い大阪・岸和田で曳行。今は「橋本市有形民俗文化財」指定を受け、祭りムードを盛り上げている。
秘書広報課の職員らは、これら県内屈指の祭り風景を詳しく撮影。その約2200枚の中から厳選した計18枚の写真を、「広報はしもと」(130号)の見開き(2ページ)紙面に掲載した。
例えば、橋本市役所と同市健康福祉センターの間の道を走る地車と、それを引っ張る鉢巻き姿の若衆。JR・南海橋本駅前の提灯(ちょうちん)を灯した地車と父親に抱かれるハッピ姿の男の子。隅田八幡神社の担ぎ屋台を担ぐ私服青年や、学文路の野中を地車曳行する大勢の若衆の姿が赤裸々にとらえられ、紹介されている。
この「広報はしもと」(組み写真)は今年1月、和歌山県広報コンクール(県広報協会主催)で1位入賞、全国コンクールに推薦。審査員は「静と動、遠近、正面、側面、背面、街と田園といった変化が紙面にバランスよく配置され、全体としての完成度の高さに収録」と講評。撮影技術だけでなく、その編集も高く評価された。
当時の広報広聴係の吉田衣里(よしだ・えり)さん(現・税務課)と岡村係長は「素晴らしい橋本の秋祭りを伝えたくて、必死で撮影・編集しました}」と述べ、岡村係長は「今後も皆さまのご協力を得ながら、広報活動に働きます」と話していた。
写真(上)は全国コンクール入選の「広報はしもと」の写真特集面を紹介する岡村係長=左=と吉田さん。写真(中)は全国入選を飾った「広報はしもと」の秋祭の特集紙面。写真(下)は入選紙面の一部クローズアップ。