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露天風呂できた♪「ひとと紀館」3日改築オープン
入浴客の増加に対応して、昨年末から増改築工事を行っていた、和歌山県橋本市高野口町大野1807の1のエコパーク・紀望の里にある銭湯・農産物直売所・喫茶コーナー「ひとと紀館」は、いよいよ5月3日(祝)、リニューアルオープンする。当日午後1時からは、平木哲朗(ひらき・てつろう)市長の挨拶や、橋本出身のシンガー・NAOさんら出演のオープニングイベントもあり、同市では「遊びに来てください」と呼びかけている。
「ひとと紀館」は平成23年(2011)4月、紀望の里(約1万3500平方メートル)に新築オープン。木造平屋475平方メートルの広さ。銭湯のお湯は、南西にある橋本周辺ごみ処理施設「エコライフ紀北」の余熱を活用。男女各15人が入浴でき、洗い場は6人分を間仕切りした。
地元住民でつくる「橋本市エコパーク紀望の里利用者組合」が運営。入浴客からは「料金が安い」「よく温もる」「シャワーの勢いがいい」などと好評で、2年後の入浴客数は、当初予想の約3倍、5万人を突破。施設が手狭になっていた。
そこで同市は入浴客の要望に応え、既存の銭湯の男女浴槽の北側に、それぞれ「露天風呂」(タイル張り7・5平方メートル)、洗い場各2席を新設。脱衣所のロッカーを各19個増やした。駐車場も15台分を増設している。
これに伴い、入浴料金は少し値上げ。大人(中学生以上)は50円アップの300円、小学生は20円アップの150円、高齢者(70歳以上で橋本・伊都在住)は70円アップの200円とした。
施設内には農産物直売所があり、地元で穫れた新鮮野菜や果物、お花、惣菜(そうざい)などを販売。コーヒーやソフトクリームなどの喫茶コーナーもある。
農産物直売所の営業時間は午前10時~午後9時。銭湯の入浴時間は午後1時~午後9時。毎週月曜日が定休(但し月曜日が祝日の場合は、その翌日が休業)とした。
「ひとと紀館」は京奈和自動車道・高野口ICから北約1キロ、国道24号・大野交差点から北へ約1・5キロのところ。南に紀の川や高野山系の山々、北に和泉山脈が迫る景勝地にある。
リニューアルオープンイベント当日は、平木市長の主催者挨拶の後、高野口中学校吹奏楽部や和太鼓団体の演奏、シンガーソングライター・藪下将人(やぶした・まさと)さんや、シンガー・NAOさんのミニライブ、餅まきなどがある。
橋本市農林振興課の北岡慶久(きたおか・よしひさ)課長は、「昨年は高野山開創1200年記念大法会、今年は大河ドラマ・真田丸で、当地方は大賑わい」と説明。「ここは交通の便利がいいので、ぜひ、温浴と農産物ショッピングを楽しんでください」とアピールしている。
写真(上)は既設の浴槽=手前=と新設された露天風呂=向こう側。写真(中)は増設された洗い場の一部。写真(下)は紀望の里でリニューアルオープンを待つ「ひととき館」。