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勇壮!橋本のだんじり祭り~3神社で感謝の宮入り

だんじり祭りの盛んな和歌山県橋本市の秋祭り(本宮)は10月12日、胡麻生の相賀八幡(おうがはちまん)神社、市脇の相賀大(おおがだい)神社、御幸辻の牛頭(ごうず)天王社の3社で行われ、各氏子総代や若衆らが各神社で五穀豊穣・家内安泰の感謝の祈りを捧げた。
相賀八幡神社=鈴木千鶴子(すずき・ちずこ)宮司=には、宮本の胡麻生と橋本の〝担ぎだんじり〟2台と、古佐田、原田、妻など7地区の〝曳行だんじり〟7台の計9台が勢ぞろい。

同神社前で、笛や鉦・太鼓の音も威勢よく、〝担ぎだんじり〟は高々と支えられ、〝曳行だんじり〟は、やり回しも披露。神社前で待機中のだんじりの大屋根では、幼い子供がうちわ両手に、かわいく飛び跳ねる姿も見られ、見物客から喝采を浴びていた。
この後、御神輿(おみこし)や天狗(てんぐ)、獅子(しし)、幟(のぼり)、大字御幣(おおあざごへい)、氏子総代、稚児などの約200人の行列が、同神社を出発。約80メートル南の御旅所まで練り歩き、御旅所に集まって五穀豊穣に感謝。当歳児(今年生まれた赤ちゃん)ら、稚児たちの安泰を祈った。

胡麻生の氏子総代・福智清(ふくち・きよし)さんは「皆さんの祈りが天に届いたのか、台風19号の接近が遅れてくれました。万が一を考え、渡御行列の出発を30分早めました。お陰で、無事、楽しい秋祭りができました」と喜んでいた。

さらに9台のだんじりは、それぞれ地元に帰り、夜は沢山の提灯をともして、橋本駅前などに集合。商店街や旧街道を、鉦太鼓のリズムに乗りながら、ゆったりと進み、今年の秋祭りを終えた。

写真(上)は相賀八幡神社に居並ぶ曳行だんじりの前で、勇壮に練り上げられる宮本・胡麻生の担ぎだんじり。写真(中)は神社前で待機中のだんじりの大屋根で、うちわ両手に〝大工方〟を演じている幼い子供の姿も見える。写真(下)はJR・南海橋本駅前で提灯をともし鉦太鼓を鳴らす橋本市橋本の舟楽車(ふなだんじり)=左=と彫刻が見事な東家のだんじり。


更新日:2014年10月13日 月曜日 00:00

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