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花粉症に〝恵みの雨〟黄砂・PM2・5・花粉洗う

和歌山県橋本・伊都地方でも、大勢の住民が杉花粉や黄砂&PM2・5に悩まされているが、3月10日午後0時過ぎには〝恵みの雨〟が降り注ぎ、それら花粉症の〝元凶〟を大気中から叩き落した。花粉症に悩む多くの人たちは「降雨のお陰で、目鼻口が楽になった」と〝慈雨の日曜日〟となったことを喜んでいた。
この日は朝から、PM2・5混じりの黄砂や杉花粉が、橋本・伊都地方の山河や町々を覆っていて、花粉症に悩む人々は、花粉防止用の薬を目鼻口の周囲に塗ったり、防護メガネやマスクで防備して、苦しそうな表情で外出した。
ところが午後0時過ぎには、あたりが暗くなるとともに、西からの風が強まり、大粒の雨が降りだした。その後も、強風と断続的な降雨があったため、ここ数日來の黄砂+PM2・5+杉花粉のうっとうしい霞は消えて、国城山や三石山上空には、大自然の雨雲が垂れ込めた。たちまち空気は清浄になり、JR・南海「橋本駅」の乗降客も、すがすがしい表情に…。
同市愛宕山付近から望む「橋本駅」周辺は、通常の雨天の景色を取り戻し、同市隅田町の丘陵地では、満開の白梅の花が雨に洗われて芳香を放った。
和歌山県立橋本高校3年生で今春、立命館大学に入学する米澤一貴さん(18)と、同じく関西大学に入学する中原和さん(18)の二人は、いずれも花粉症のためマスクで防備して外出。この日、県立橋本体育館でバレーボール観戦しての帰り道で〝慈雨〟に見舞われた。二人は「衣服を濡らす雨は好きではありませんが、きょうの雨は格別ですね。一気に黄砂・PM2・5・花粉を洗い流してくれたので、目鼻口が楽になりました」と、雨傘の中で、「気分爽快」の表情を見せていた。
写真(上)は慈雨が砂・PM2・5・杉花粉を洗い流した満開の白梅=背景は京奈和自動車道や橋本市あやの台の住宅地。写真(中)は慈雨で「気分爽快」と語る米澤さん、中原さん。写真(下)は花粉症には恵みの雨のJR・南海「橋本駅」周辺の市街地。


更新日:2013年3月10日 日曜日 19:51

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