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橋本の良さCD・HP(動画)発信~企業誘致室
広大な用地を造成し、企業誘致を進めている、和歌山県橋本市企業誘致室は、同市内の病院、学校、名所旧跡、交通アクセスなど〝企業立地〟にふさわしい郷土を紹介するCDを制作。同市のホームページでも、このCDの内容を動画で見られるようにした。企業誘致室は、企業進出を頼みに会社訪問する際、このCDを提供する一方、JR南海橋本駅前の〝はしもと広域観光案内所〟でもテレビに映し出して紹介、高野山麓の観光地としての素晴らしさもアピールしている。
同市の木下善之市長は、2005年8月、「企業誘致で雇用促進を図り、経済基盤をつくりたい」として、商工支援室(現・企業誘致室)を設置した。同市の「紀北橋本エコヒルズ」が、市北部丘陵地を開発造成した企業用地(南海電鉄、UR都市再生機構、橋本市所有)は、計約150ヘクタールにのぼる
現在、市と企業間の進出協定数は「紀北エコヒルズ」で10社・工場、ほか市内4社の計14社・工場で、うち操業企業数は「紀北橋本エコヒルズ」5社・工場、ほか市内3社・工場の計8社・工場となり、さらに企業進出が予定されている。
CDは「時間(とき)豊かに流れ、くらし潤う創造都市 橋本市」のタイトルで、CDには日本一の生産を誇る「柿」と「紀州へら竿」のカラー写真を印刷。中身は、南海高野線・林間田園都市駅を中心に市北部には三石台、城山台、小峰台などの新興団地があり、さらに〝あやの台〟など住宅地がひらけていることを紹介。
また、近畿でも屈指の県立橋本体育館や橋本市運動公園、温水プール「レインボー」、橋本カントリークラブなどのスポーツ施設が整い、延伸中の京奈和自動車道、建設・整備中の国道371号バイパス、マイカーや電車の交通アクセス、柿や紀州へら竿、パイル織物、柿のは寿司などの特産品があることなどを説明。
さらに、3月2日オープンの「やどり温泉いやしの湯」や、渓流釣りの本場・玉川峡、隅田八幡神社の秋祭り、嵯峨谷の神踊りなど、豊かな自然と、伝統行事を美しい映像で紹介している。
企業誘致室では冊子「解決策は、この先に…」を発行。進出企業に対する「優遇制度」として、橋本市や和歌山県の「奨励金制度」、県の「融資制度」、国税、県税、市町村税の「税の優遇措置」などを掲載し、企業訪問の際、CDとともに提供している。
同室の秋山康弘主査は「パソコンでCD(動画)をご覧になりたい場合は、検索〝橋本市〝で〝企業誘致室〟を開くとOKです。企業進出、企業立地をお考えの方は、どうか橋本のまちの良さをご覧下さい」と言っている。
写真(上)は橋本市企業誘致室が制作したCD。写真(中)はCDを映し出す橋本駅前の〝はしもと広域観光案内所〟のテレビ。写真(下)は「紀北エコヒルズ」の企業用地の航空写真。