ニュース & 話題
冬の国城山系を皇帝ダリアで…徳田さん抱負
和歌山県橋本市西畑の国城山(552メートル)中腹で、今冬初めて、大輪の皇帝ダリアが沢山咲いて、ハイカーらを驚かせた。地元の植樹活動グループ〝プロムナード国城〟の徳田勝治代表は「今後、国城山の冬は皇帝ダリアで飾りたい」と張り切っている。
皇帝ダリアは、もともと、地元の水本耕一さんが、自宅庭で栽培していた。地元の人たちが「美しい」といって眺めるので、今年6月、100鉢の皇帝ダリアの苗を作り、約40世帯ある区内の〝草刈りの日〟に区民に分配した。
徳田さんらも、自宅近くの山斜面の道沿いに、7株(高さ約20センチ)を植えたところ、初冬には高さ3メートルに育ち、薄い紅むらさきの花が開花。冬の日差しによく映え、夕間暮れにも、辺りを華麗にした。区内は、このような調子で、ハイカーの目にとまり、好評を博した。
ただ、皇帝ダリアは、数日前の初霜に見舞われ、ことごとく凋落(ちょうらく)。徳田さんは「皇帝ダリアも、厳しい自然には抗(あらが)えないが、私たちは国城山系を春夏秋冬、いつでも何かの花が咲いている風景にしたい。冬に咲く花はきわめて少ないので、皇帝ダリアを咲かせたい」と誓っていた。
更新日:2011年12月12日 月曜日 13:41