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橋本地車、笛太鼓も威勢よく♪市民スマホで古里配信

紀州の秋祭りの本場、和歌山県橋本市の「秋祭り」は、宵宮の10月13日、同市保健福祉センター前大通りで、地車(だんじり)パレードが行われ、大勢の市民や観光客を喜ばせた。
先ず、橋本だんじり協議会の嶋貢博(しま・みつひろ)会長が「きょうは天気もよく、秋祭りを堪能してください」、平木哲朗(ひらき・てつろう)市長が「子供、若者、高齢者パワーで盛り上げ、いつまでも続けていほしい」と挨拶した。
この後、古佐田、橋谷、市脇、原田、東家、北馬場、御幸辻、橋本、妻、小原田、胡麻生の地車が知次々と登場した。
とくに東家の「天保の地車(だんじり)」は1840年(天保11)6月、地車の本場、大阪府岸和田市中町で新調。彫刻は「浪速彫刻」の名門・花岡源助(はなおか・げんすけ)らが施し、正面の「素戔鳴尊(すさのおのみこと)の大蛇退治」や、車板の「鷲(わし)と猿」など、迫力満点の最高傑作。
また、市脇の「堺型・地車」は、幕末・明治初期の大阪・堺の彫り師・西岡弥三郎(にしおか・やさぶろう)が制作。「源頼朝の富士の巻き狩り」など、地車全体が彫刻に覆われている。今は泉州から購入した地車に引き継がれているが、本宮では相賀大神社境内で出来る限り披露している。
この日、パレードでは先ず、地車がスタートラインで一旦停止。大屋根から団長の名前入り垂れ幕を披露し、クラッカー花火と気勢を発した後、子供や若衆が一斉に綱を引く。
笛や鉦太鼓(かねたいこ)の音も威勢よく、うちわ片手の若衆が大屋根で舞い踊る。その勇猛な姿に大勢の市民は大喜びで、必死にスマホ撮影。親しい人たちに映像配信していた。
14日(日)の「本宮」は、例年通り午後1時~相賀大神社、同2時~相賀八幡神社、正午~牛頭天王社で御渡りがある。紀の川南岸の学文路(3地区)の秋祭りは、10月27日(土)宵宮、28日(日)本宮があり、地車3台が曳行される。
写真は橋本の秋祭り宵宮パレードで威勢よく練り歩く地車=橋本市保健福祉センター前通りで。


更新日:2018年10月14日 日曜日 00:00

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