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青銅の龍、白菊に水放つ♡橋本・不動寺~人々心癒す
和歌山県橋本市山田の高野山真言宗・三石山不動寺=佐藤妙泉(さとう・みょうせん)住職=は、青銅の龍に飾られた手水場(てみずば)に四季の花々を浮かべ、参拝者に喜ばれている。
同寺の裏山には「手水瀧(てみずたき)」と呼ばれる瀑布(ばくふ)がある。そこは延暦13年(791)、21歳の弘法大師・空海が、草庵を結んで修行した由緒地(ゆいしょち)であり、今も聖水が流れる。
その下流近くの同寺境内・手水場には、大きな石製の水槽があり、その縁から青銅製の龍が大きく口を開け、地下を流れてきた聖水を放ち続ける。
秋本番を迎えた10月19日、住職・妙泉尼が信徒寄進の大輪の白菊10輪を浮かべると、青龍の放つ水流に美しく波打ち、滅多に見られない世界を繰り広げていた。
昨年4月、同寺住職に就任したばかりの妙泉尼は「皆様のご寄進の花々、水槽などで大切に飾っています。また、病気平癒など、御瀧大明神へのご祈祷・希望者も増えています」と話していた。
ご祈祷料は5000円(傾聴含み約90分)で予約制。電話(090・8110・3858)か同寺で直接予約。
写真(上、下)は白菊に聖水を放つ青銅の龍の口。写真(中)は大輪の白菊。
更新日:2021年10月20日 水曜日 00:00