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野菜・果物「もってって屋」♡無料より小額が大人気
和歌山県橋本市胡麻生の高台の三差路わきにある木造り屋台「もってって屋」で〝めちゃ安〟の果物・野菜が大人気である。
この「もってって屋」は、田畑を持つ地元の主婦4人が、「新鮮な野菜・果物を生かして、人々の役に立ちたい」と発案。昨年7月、地元の木澤秀晃(ひであき)さんが屋台を設けてオープンした。
「もってって屋」の「や」は、漢字の「屋」の中の「至」を「ヤ」と変えて表現。連日、果物・野菜を並べ、「すべて無料」としたところ、大いに喜ばれた。
その反面、「少しはお金をとってもらわないと、恥ずかしくて立ち寄れない」という声が上昇。このほど「それでは、ほんの小額で」と、値札をつけたところ、なんと不思議、不思議…。無料より有料の方が大人気である。
屋台には「マスコットガール てつこちゃん」を飾り、そのそばに料金箱を置き、男性画家が寄贈した柿の絵を展示。絵には「果物は食べてみないとわからない! 皆様の御縁に感謝」という、味わい深いことばが添えられている。
この日の値段は、例えば早生柿4個入り1袋50円、甘くて小さなミカン4個入り1袋は100円となっていた。
運営者の一人、植山洋子(うえやま・ようこ)さんは「小額とはいえ、無料より有料の方が喜ばれるとは。私たちもうれしく、とても驚いています」と話していた。
写真(上)は大人気の果物・野菜の「もってって屋」さん。写真(中)は画家寄贈の見事な柿の絵入り額縁。写真(下)は「もってって屋」の陳列品。
更新日:2021年10月8日 金曜日 00:00