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柿若葉しっとり、山河一望♡紀の川フルーツライン
日本1の柿の本場、和歌山県橋本・伊都地方の山々で4月19日、無数の柿若葉が色づき、しっとりとした春の風物詩を感じさせている。
橋本市~九度山町~かつらぎ町の紀の川フルーツライン(広域農道)を走り、女人高野別格本山・慈尊院の裏山から東方を望むと、紀の川の南北に聳える大和葛城山、国城山が新緑に包まれている。
同ラインの九度山柿の郷大橋のたもとに立つと、高野山系の緑の尾根が迫り、その麓を南海高野線の単線電車が往来。紀伊丹生川の鉄橋を渡り、トンネルに入る。
橋本の産直市場「くにぎ広場」の展望場では、テーブルが設けられ、そこから紀の川流域の町並みを一望、背後には緑模様の国城山が迫っている。
マイカーで訪れた人たちは、思わず車を止めて、新緑を見ながら深呼吸。「くにぎ広場」で野菜を買ったり、緑の山河をスマホに収めたりしていた。
柿農家の話によると、4月は柿が葉をひらき、5月は摘蕾(てきらい)、6月は摘果(てきか)、9月から11月末にかけて極早生(ごくわせ)柿、平核無(ひらたねなし)柿、富有柿などの順で収穫・出荷することになる。
写真(上)は紀の川フルーツラインの柿畑から眺めた紀の川と国城山と橋本・九度山地方。写真(中)は九度山柿の郷大橋の下を走る南海電車と緑の高野山系の山々。写真(下)は「くにぎ広場」の展望場から見た国城山。
更新日:2021年4月20日 火曜日 00:01