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夫妻そろって剣道7段!橋本の下松谷さん〜市民絶賛

夫妻そろって剣道7段という、素晴らしいカップルが和歌山県橋本市にいる。東家6丁目で家具店「シモマツヤ」を経営する、下松谷正造(しもまつや・しょうぞう)さん(65)と麻也子(まやこ)さん(60)夫妻で、2人は「さらに剣道の道を究めたい」と、厳しい練習に励んでいる。

正造さんは平成27年(2015)に7段に昇段し、その1年後に教士資格を取得。麻也子さんは今年8月に7段に昇段。今は錬士だが今後、教士資格の取得に挑むという。

2人が結婚したのは昭和60年(1985)。橋本高校生時代から、剣道に邁進してきた正造さんは当時4段。麻也子さんは、剣道経験ゼロだった。

長女が小学校1年、二女が3歳の時、その幼い姉妹が、父の礼儀作法や、勇猛な気迫に心を動かされたのか、そろって剣道入門。送迎する麻也子さんも、剣道の練習を始めたという。

今はその姉妹も成長。2人とも剣道4、5段の腕前となり、親子4人合わせて計23段というのは、剣道界でも珍しい。

下松谷さん夫妻は、新型コロナ禍で昨年3月以降、剣道練習が難しくなり、練習にはフェイスシールド&マスク着用で、とても呼吸がしづらい状態。

それでも麻也子さんは、今年1月から昇段を目指して、正造さんの指導を仰ぎ、県立橋本体育館などで猛練習。初めに切り返し、次に面・胴・コテの基本練習、最後に地稽古(じげいこ)を重ねた。

その結果、麻也子さんは、8月の福岡県での昇段審査で現在、女性では最高位の7段を獲得。全国の剣道仲間から沢山の祝福の声、ふる里の住民からは、「子どもたちの教育に、力強い影響を与えてくれる」と喜ばれている。

全国剣道連盟は、剣道の目的を「剣の理法の修練による人間形成の道である」としており、正造さんは「よく頑張った」と、麻也子さんを讃えた。

麻也子さんは「剣道のおかげで、夫婦の会話に剣道の話が多く、とても楽しいです。これからも心身をしっかり鍛えたい」と誓っていた。

写真(上)は下松谷さん夫妻の練習風景。写真(中)は練習後に面などの武道具を外す下松谷さん夫妻。写真(下)は剣道7段に見事昇段した麻也子さん。


更新日:2021年10月2日 土曜日 00:00

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