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旗印「一生懸命」20年…紀見少年剣道ク記念大会

和歌山県橋本市北西部の新興住宅地で〝青少年の心身鍛錬と地域住民の和〟を目指す「紀見少年剣道クラブ」の「創立20周記念大会」が、6月24日(日)、同市北馬場の県立橋本体育館で開かれた。
同剣道クラブが主催、同県剣道連盟伊都支部が後援。和歌山、大阪、奈良の3府県から計36団体501人が参加し、団体は小学校低学年(1、2年)、中学年(3、4年)、高学年(5、6年)の各部、個人戦は小学校低学年の部、中学年男子、同女子、高学年男子、同女子の各部、中学生男子、同女子の部に分かれ、熱戦を展開した。
紀見少年剣道クラブは、保田幸次会長が、橋本市柿の木坂にある市立紀見小学校に体育館が出来たのを契機に、平成4年(1992)6月、地域住民の要望に応えて発足させた。
青少年を健全に育て、知らない者同士が仲良くすることを目的に、「一生懸命」をクラブの旗印として、今、10人の指導者が柿の木坂、御幸辻、さつき台、みゆき台などの28人の青少年を切磋琢磨(せっさたくま)している。
同クラブからはPL学園高校、東海大学剣道部を経て現在、神奈川県警・特練生となり、国体・神奈川代表として活躍中の髙見優選手を輩出するなど、質実剛健(しつじつごうけん)の立派な人物を社会へ送り出している。
この日、開会式で保田会長は「先輩から〝相手と対峙した時、いささかもひるまない心〟〝どんなに辛い時でも、その辛さに負けずに耐えられる心〟〝相手のことを思いやれる心〟を学んだ」と感謝し、「剣道は精神と肉体を鍛える生涯スポーツ。目先の勝ち負けに一喜一憂することなく、長く続けていくことをお願いします」と挨拶。また、橋本署の東山一樹署長や紀見小学校の佐藤昌吾校長らも「しっかり心身を鍛錬し、礼儀作法を大切に…」と、祝辞を述べた。
少年・少女剣士らは、面、胴、籠手(こて)に身を包み、気合も鋭く床を踏み、竹刀を振る。瞬時に審判員の紅・白いずれかの旗があがると、勝っても負けても、礼に始まり礼に終わる武道の美しさを見せ、観覧席の保護者や仲間から大きな拍手を浴びていた。
各部団体戦、個人戦の優勝は次の通り(敬称略)
◇団体戦▽小学校低学年=和歌山砂山少年剣友会▽同中学年=野崎少年剣道クラブ▽同高学年=和歌山砂山少年剣友会◇個人戦▽小学校低学年=森本(野崎)▽同中学年男子=上野山(野崎)▽同女子=千原(砂山)▽同高学年男子=千葉(南十)▽同女子=北本(立誠)▽中学生男子=福永(安原)▽同女子=城内(河南)。
写真(上)は紀見少年剣道クラブ創立20周年記念大会で熱戦を繰り広げる少年剣士たち。写真(中)は試合後の威風堂々の表彰式。写真(下)は「一生懸命」が旗印の紀見少年剣道クラブの面々。


更新日:2012年6月24日 日曜日 18:36

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