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杜松パワーで受験の底力!学文路天満宮で合格祈願

〝学問の神様〟として尊崇される菅原道真(すがわら・みちざね)公を祀る和歌山県橋本市南馬場の学文路(かむろ)天満宮で、今、豪快に幹がねじれた「杜松(ねず)の木」(同市天然記念物)が、力強さを呈している。

高校・大学の受験生たちは、道真公に合格祈願の後、この力強い「杜松の木」を見上げて、底力をいただいているとか。菅野一三(すがの・いつぞう)宮司は、受験生の頑張りを祈っている。

この「杜松の木」は、学文路天満宮の参道入口付近のそばに生育。ヒノキ科ビャクシン属の針葉樹で、樹高11・8メートル、胸高幹周り1・6メートル。垂直に立つ幹は、下方から上方に向けて、枝々を巻き込みながら、右回りに隆々とねじれている。

昭和10年(1935)の調査報告書には「本樹ハねず(杜松)トシテハ希有(きう)の老樹」と記載された、県内でも珍しい老樹の一つ。この「杜松の木」は、当時と何一つ変わることなく、同天満宮の鳥居と鐘楼近くの参道わきに聳えている。

同天満宮は天治元年(1124)に創建。主祭神・道真公は観世音の化身と言われ、人々は〝学問の神様〟〝和歌の神様〟〝書道の神様〟として尊崇。

毎年、受験シーズンには、近府県から多くの受験生や、その家族らが参拝に訪れる。地元の人たちは「せっかく遠方から来られるのなら、この杜松の木をしっかり眺めて、必ず勝利するという底力をもらってほしい」と推奨していた。

なお、南海電鉄では同市の南海高野線・学文路駅の入場券(5枚セット、800円)を発売中。期間は令和4年(2022)3月24日まで。

同駅名が「学門(文)の路」と読めるので、受験の縁起券として大人気。駅員のいる南海各駅で購入できる。

無人の学文路駅では11月6日と12月4日(午前10時〜正午)、特別販売会が開かれることになっている。

問合せは南海テレホンセンター(06・6643・1005)へ。

写真(上、下)は学文路天満宮の参道脇にねじれ立つ杜松の木。写真(中)は杜松の木そばの鐘楼近くの風景。


更新日:2021年9月29日 水曜日 00:00

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