ニュース & 話題

満月、しばし雲間から♡橋本〜長雨後の山河照らす

立秋から15日目の8月22日夜、和歌山県橋本市は曇り空だったが、ほんのひととき、雲間から満月が覗いて、まちも山河も照らし、偶然、空を見上げた市民を喜ばせていた。
この日の月の出は午後6時38分、最大は同9時3分だが、夜空は薄い雲におおわれ、月の位置すらわからない。
それでも午後9時頃には、ほんの暫く、雲の隙間から満月が出現。淡い雲に阻(はば)まれながらも、国城山(標高552㍍)や紀の川、まちの風景を影絵のように浮き上がらせた。
前夜もよく似た空模様で、午後8時頃には丸い月が現れ、橋本川・松ヶ枝橋近くの外灯の上から、川沿いの花水木(はなみずき)並木を照らしていた。
ただ、見頃の木星と土星は、淡い雲に阻まれて、満月と接近する天体ショーは見られなかった。
この夜の名月は「スタージョン(チョウザメ)ムーン」と呼ばれ、アメリカ先住民が、その大型魚を収獲する季節から、そう名付けたらしい。
たまたま家の外に出て、月明かりに驚いた人は「あの長雨の後の満月、やっぱりほっとするねえ」と呟いていた。
写真(上)は雲間から現れた満月。写真(中)は満月に浮かび上がる国城山の山影と雲模様。写真(下)は前夜も橋本川沿いの外灯の上に出た丸い月。


更新日:2021年8月23日 月曜日 00:00

関連記事

ページの先頭に戻る

  • 標準
  • 大
  • RSS
  • サイトマップ

検索

過去の記事