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白鷺、雨しっとり♡国城山で雲の湯煙〜さぁ残暑へ
長雨続きの和歌山県橋本・伊都地方は、8月20日昼前、南方から雨雲が襲来して、土砂降りの雨に見舞われ、夕方には西日が差して、山々から湯煙状の雲がわきあがり、いよいよ残暑到来の足音を感じさせた。
停滞前線の影響で、最近は長梅雨のような荒天続き。橋本市を流れる紀の川は時折、濁流が渦巻いたり、普段の水流に戻ったりを繰り返してきた。
雨が上がると、紀の川に注ぐ橋本川の川原では、白鷺(しらさぎ)が踏み歩きながら、浸水した下草の中の魚をさがす。堤防ではメマツヨイグサ(雌待宵草)の黄色い花が風にそよいでいた。
20日夕方、ぴたりと強雨がやんで、まぶしい西日が照りつけると、今度は国城山(標高552メートル)の山襞(やまひだ)などから、湯煙のように白雲が立ちのぼり、平素は見られない風景を繰り広げた。
天気予報(テレビ、ネット)によると、21日には長雨が去り、その翌日からは最高気温30度以上の〝真夏日〟が続きそう。
主婦の一人は「ここ当分、新型コロナ禍と蒸し暑さとの戦いです。なるべく早く、心地よい秋本番を迎えたい」と話していた。
写真(上)は浸水した橋本川の川原で魚をあさる白鷺の姿。写真(中)は色鮮やかなメマツヨイグサの花。写真(下)は国城山から湯煙状に沸き立つ白い雲。
更新日:2021年8月21日 土曜日 00:22