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旧橋本小30人の慰霊祭♡列車大惨事〜三石山不動寺

83年前の列車事故で死亡した、和歌山県橋本市の橋本尋常小学校修学旅行団の児童や先生計30人の「慰霊祭」が5月3日、同市山田の高野山真言宗・三石山不動寺=佐藤妙泉(さとう・みょうせん)住職=で営まれた。
同修学旅行団は昭和13年(1938)6月15日未明、四国・厳島神社などの参拝を終えて帰省中、豪雨のため山陽本線・熊山駅(岡山県)東方で築堤が崩壊、列車事故が起きて、児童27人と先生3人が死亡した。
同寺は弘法大師・空海ゆかりの手水瀧(ちょうずたき)の修行地にあり、昨年4月、同寺住職に就任したばかりの佐藤妙泉尼は、ふる里の児童・先生たちの冥福を願い、初めての慰霊祭を開催した。
この日、本堂・不動明王の祭壇に向かって、佐藤住職ら僧侶3人が読経、参列した郷土の教育関係者や県議、市議、檀信徒らが焼香・合掌。
表のお瀧不動像の膝元でも、真言宗の行者ら5人が手を合わせ、さらに参列者らが折り鶴30羽を舟に乗せ、手水瀧の山田川に浮かべて、深々と冥福を祈った。
同寺周辺では、紫の花菖蒲(はなしょうぶ)が、まるで供花のように咲いて、早くも初夏の彩りを添えている。
佐藤住職は「あの無残な列車事故の後、こんどは悲惨な戦争が起きて、多くの人々が亡くなられました。皆様のご冥福を祈り続けたい」と話していた。
なお、橋本市の丸山公園には、この列車事故犠牲者の慰霊・地蔵菩薩像が建立され、地元有志が清掃・慰霊。橋本小学校・校庭の殉職3先生の頌徳碑には、事故の模様や犠牲者30人の氏名が刻まれている。
写真(上)は列車事故で亡くなった橋本小の児童・先生30人の慰霊祭=三石山不動寺・本堂で。写真(中)は境内すみで供花のように咲く花菖蒲。写真(下)は不動明王像前で同30人を慰霊する真言宗の修験者たち。

更新日:2021年5月4日 火曜日 00:14

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