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夫婦カカシ生き生き♡橋本・菖蒲谷〜市民ら見入る
和歌山県橋本市菖蒲谷のジャガイモ畑で4月18日、ほんものそっくりの〝夫婦(めおと)カカシ〟がお目見えし、近くを通る人々を驚かせ、喜ばせている。
妻のカカシは麦わら帽子に黒い上着とモンペ姿で、ジャガイモ畑にしやがみこみ、草引きをしているポーズ。夫のカカシは、カラフルな作業衣のまま、野小屋わきで昼寝・休憩している様子で、まるで造形芸術そのもののようである。
この夫婦カカシは、建設会社現場監督を務める一方、野菜栽培もしている同市さつき台の・吉田尚矢(よしだ・なおや)さんと、妻の知佳(ちか)さん夫妻が発案・造形し、小学3、4年生と中学1年生の女の子3人が作業を手伝った。
もともと妻カカシは、昨年5月に畑に設けたところ、「あの畑中の女性、朝晩、熱心に働いている」「あの姿、とてもカカシとは思えないよ」と評判になり、今回は夫カカシを新造するとともに、妻カカシの作業衣を新しいシャツに着せ替えた。
この畑は、藤の花で名高い高野山真言宗・子安地蔵寺の近くで、通りがかりの人々は早速、「あの夫婦、畑仕事も昼寝も、実に楽しそう」と見入っている。
知佳さんは「きょうは畑仕事の一つ、カカシ設置作業で、子供たちには自給自足に大切な、いい勉強になったと思います。新しい夫カカシも出来たので、どうぞご覧ください」と話していた。
写真(上)は作業衣の着せ替えを終えた妻カカシ。写真(中)は新しい夫カカシの新設作業に取り組む吉田尚矢さんと子供たち。写真(下)は手前の妻カカシと向こうの夫カカシの設置作業を終えた吉田さん一家。
更新日:2021年4月19日 月曜日 00:00