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夕日の妹背山、空に夕月♡紀の川フルーツライン爽快
和歌山県橋本・伊都地方は1月25日、3日ぶりの冬日和となり、紀の川フルーツライン(広域農道)から見える、まちも山河もまぶしく、早春の息吹きさえ感じさせた。
この日の空は、幾筋もの淡い雲がたなびき、気温は7〜12度で、風の流れも爽快。紀の川フルーツライン(橋本市~九度山町~かつらぎ町)では、勝手知ったるドライバーらが往来を楽しんでいた。
とくに午後5時過ぎには、万葉人に愛された妹背山(いもせやま)と、大きくうねる紀の川が夕日に照らされ、まるで墨絵のよう。空には薄らと夕月が浮かんでいる。
この妹背山は「我妹子(わぎもこ)に我が恋ひ行けばともしくも並び居るかも妹と背の山」(都に残してきたあの娘を恋しく思いながら、紀伊路を歩いていくと、うらやましくも仲むつまじく並んでいることよ。この妹と背の山は)=作者未詳=と歌われている。
ドライバーらは、道沿いの駐車場に車を止めて、カメラやスマホで眼下の景色を撮影。「この道は、高野山へも走りやすいし、紀の川流域の四季の風景にも、心癒されます」と話していた。
写真(上、下)は夕日が沈む寸前の妹背山の風景。写真(中)はまだ明るい青空に現れた夕月。
更新日:2021年1月26日 火曜日 00:00