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玉川峡の美観守ろう♡九度山~30人汗だく清掃活動
和歌山県指定文化財の名勝・玉川峡の自然環境を守ろうと、九度山町観光協会=岡本章(おかもと・あきら)会長(同町長)=は8月26日、玉川漁業協同組合や玉川峡を守る会などと共に清掃活動を行った。
午前7時頃、同町ふるさと物産店「さえもん」横に約30人が集合。同観光協会の坂本昇(さかもと・のぼる)副会長が参加者に謝辞を述べ、「熱中症に気を付けて頑張りましょう」と挨拶した。
清掃範囲は丹生の滝(橋本市)~河口付近(九度山町)の約3キロ間。参加者は4班に分かれて、ゴム手袋、火バサミ、ゴミ袋などを受け取り、軽トラックで担当現場へ直行した。
玉川峡は「玉川四十八石」と玉川由来記=嘉吉元年(1441)=に記された名勝で、大阪・難波に近い高野山麓の素晴らしい秘境。
とくに今年は新型コロナ禍の影響で、夏休み中の子供たちを含む、大勢の家族連れやグループが訪れ、キャンプや遊泳などを楽しんだ。
ほとんどの観光客は、きちんとゴミを持ち帰るが、中には平気で不法投棄する人もいて、川原も沿道も危険で不衛生な状態になる。
参加者らは汗まみれで拾い集め、「そえもん」横で分別したところ、壊れた自転車や釘だらけの器具など、軽トラックの荷台に金属類が山積み。空き缶や空き瓶、可燃ごみ類も20袋以上にのぼった。
久保政三(くぼ・まさみ)副会長は「皆様のお陰で綺麗になりました。さらに玉川峡の美観を守りましよう」と挨拶、努力を誓い合った。
写真(上、中)は必死でゴミ拾いに取り組む参加者たち。写真(下)は収拾した危険な金属類や空き瓶、可燃ゴミの山。
更新日:2020年8月27日 木曜日 00:00