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自然農法の夏野菜収穫♡橋本・家族連れら体験楽しく
農薬や化学肥料を使わない自然農法で栽培された「夏野菜の収穫体験会」が8月6日、和歌山県橋本市柏原の畑で開かれた。
橋本をはじめ大阪などから訪れた家族連れらが、トマトやシシトウなどを摘み取り、大切な命を育む同農法の素晴らしさを学んだ。
市民活動団体「たねつちごはんワッカの森」=菊池陽子(きくち・ようこ)代表=が主催し、約20人が参加した。
約300平方メートルの畑では、今春からナス、トマト、シシトウ、ピーマン、オクラなど約10種類を栽培。緑の草むらの中で見事に育っている。
平成9年(1997)から同市内で自然農法に取り組み、多くの人々を栽培指導している「橋本自然農苑」の橋本進(はしもと・すすむ)代表が講師を務めた。
この日は直射日光が強かったが、参加者は雑草を上手に肥料にすることや、日当たり、通風を考えながらも、雑草全部は刈り取らないことなど、栽培の奥義を教わり、汗だくで野菜を収穫した。とれとれのトマトを噛みしめると、「おいしい」とつぶやき、笑顔が溢れていた。
菊池代表は「野菜を自然に育てる、穫る、食べることで、無農薬栽培の良さ、美味しさ、有難さがわかります」と述べ、橋本代表は「私たちの栽培した野菜の種は、来年も再来年も、代々ずっと蒔(ま)き続けます。間違いなく素晴らしい野菜が育ちますよ」と話していた。
写真(上、下)は夏野菜の収穫に挑む子供たち。写真(中)は自然農法の要領を説明する橋本代表=手前右。
更新日:2020年8月7日 金曜日 00:00