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咲いた!源平桃の花♡橋本・台風倒木の子株から
和歌山県橋本市岸上の「REST&CAFE 志野」入口わきで、人気の「源平桃(げんぺいもも)」が一昨年、台風のため倒木枯死したが、今、その古株から生まれた子株が、初めて真紅の花を咲かせた。経営者の木多浦(きたうら)しのぶさんは「皆様に愛された源平桃だけに、このうえもなく嬉しいです」と笑顔をこぼしている。
木多浦さんは平成10年(1998)5月頃、かつらぎ町在住の男性客から源平桃の苗木(5年生)をもらい、玄関わきの庭に植えた。翌年春には開花し、一昨年には高さ約4メートル、幹の直径約40センチに生長し、赤白の花が顧客の心を潤してきた。
ところが平成30年(2018)9月の台風21号で、源平桃が倒木・枯死したため、木多浦さんは「これで終わりか」とあきらめたが、昨年春、その周辺に子株が沢山生まれたので大喜び。
さらに最近では、もとの古株から生えた1本の子株(高さ約1・5メートル)の小枝から、30数輪の蕾(つぼみ)がふくらみ、3月23日現在、真紅の花が満開となった。
木多浦さんは「見頃は天候次第ですが、4月上旬まで続く見込みです。他に約30本の子株も生まれており、将来が楽しみです」と話していた。
この源平桃については、昔から計約30人の顧客に、1人当たり5本前後の子株をプレゼントしており、今年もその子孫は、橋本・伊都地方の家々の庭を飾っている。
写真(上、下)は満開の真紅の源平桃の花。写真(中)は台風で倒木枯死した源平桃の古株に子株が生まれ初めて真紅の花を咲かせた=「REST&CAFE 志野」入口わきで。
更新日:2020年3月24日 火曜日 00:00