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クレヨン人形劇に子供ら感激♪大阪樟蔭女子大生上演
大阪樟蔭女子大学(東大阪市)グリムプロジェクトの学生たちによる、子育て支援「自然いっぱいのグリム絵本タウンであそぼうinかつらぎ」が、このほど和歌山県かつらぎ町保健福祉センターで開かれ、小さな子供たちが絵本や紙人形劇などを楽しんだ。
これは少子高齢化の中、大学が地域の人々と連携して課題解決に取り組む、県の「大学ふるさと事業」の一環で、同町で3回目となる。
この日、同大学グリムプロジェクトの吉岡美華(よしおか・みか)代表(3年)ら15人が、綺麗なピンク色のユニホーム姿で登場。町内の親子ら約60人が参加した。
学生たちは約150冊の絵本を用意。先ず3年生の舛田若菜(ますだ・わかな)さんと、1年生の三﨑有美紗(みさき・ありさ)さんが、子供たちに「部屋を走ったり、友達にぶつかったりしないように」「絵本を破ったり、持ち帰ったりしないでね」と、今一番大切なことを教えた。
そのうえで、各テーブルに分かれ、親子らが好きな絵本を楽しみ、さらに名作絵本「スイミー」(レオ・レオ二―・作、谷川俊太郎・訳)を読み聞かせる。子供たちは、小さな魚が協力して、大きな魚に対峙する物語に耳を立て、目をぱちくりさせる。
最後に絵本「くれよんのくろくん」を基にした「クレヨン人形劇」を披露。色とりどりの可愛いクレヨンが美しい彩色を示した後、これまで役立たないと思われていた「くろくん」が、まっ黒な世界を描いた瞬間、そこに色鮮やかな花火が開花して、子供たちは思わず感激。お母さんらと共に拍手していた。
吉岡代表は「私の経験からですが、絵本を通じて親子の心が通じ合えます。これからも親子で絵本を楽しめるよう、頑張りたいです」と話していた。
写真は大阪樟蔭女子大学の学生たちによる、子育て支援「自然いっぱいのグリム絵本タウンであそぼうinかつらぎ」の風景。