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子供ら紙人形劇に大はしゃぎ♪大阪樟蔭女子大生上演
大阪樟蔭女子大学(東大阪市)グリムプロジェクトの学生たちによる、子育て支援「自然いっぱいのグリム絵本タウンであそぼうinかつらぎ」が、8月10日、和歌山県かつらぎ町保健福祉センターで開かれ、小さな子供たちが絵本や紙人形劇などを楽しんだ。
この催しは少子高齢化の中、大学が地域の人々と連携して、課題解決にとりくむ和歌山県の「大学ふるさと事業」の一環。同県の仲介で今年7月、同町と同大学が協力協定を結び、今回、その貢献活動第1弾を実施した。
この日、同大学グリムプロジェクト=3年生・白石美紗樹(しらいし・みさき)代表=の学生18人が、胸に「グリム絵本館」と染めた綺麗なピンク色のユニホーム姿で登場。町内の0~2歳児32人とお母さんら保護者が参加した。
学生たちは、先ず100冊の絵本を用意。10班ぐらいに分かれて、子供たちの好きな絵本を読み、さらに小さな魚が協力して大きな魚に対峙する名作絵本「スイミー」(レオ・レオ二―・作、谷川俊太郎・訳)を読み聞かせると、子供たちは目をパチクリさせて、みんなにっこり。
そのストーリーに従い、子供たちに水生ペンを持たせて、紙で作った数10匹の小さな魚に、目やウロコなどを描かせたうえ、台紙に貼りつけると、子供たちはたちまち台紙に群がって魚たちと友だちに…。
最後に学生たちは、ロシア民話・紙人形劇「おおきなかぶ」を上演。一人や二人では抜けない大きな株でも、おじいさんやおばあさん、孫、イヌ、ネコ、ネズミなど、みんなで協力すれば、「うんとこしょ、どっこいしょ」という掛け声とともにすぽっと抜けると、子供たちは登場人物?近づいてさわったり、床を走り回ったりして大喜び。お母さんたちも終始にこやかに見守っていた。
白石代表は「今回のテーマは『自然の海と山』で、絵本や紙人形劇によって、子供たちに自然の良さ、絵本や人形劇の楽しさが、伝わってくれてうれしい」と話した。
写真(上)は名作絵本「スイミー」を楽しむ親子たち。写真(中)は紙人形劇「おおきなかぶ」の前ではしゃぎ回る子供たち。写真(下)は魚の図柄の紙を貼った台紙に群がる元気な子供たち。