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「お知らせ」橋本議会=水道値上げ案は継続審査&否決
和歌山県橋本市議会本会議・最終日の6月28日、上下水道料金改定(値上げ)案について採決の結果、「上水道値上げ案」は継続審査とし、「下水道値上げ案」は否決された。市当局は7、8両月、市民説明のうえ、議案修正・再検討となる。
市当局は「安全安心な給水などのため、老朽化施設の更新などが必要」として、上水道の基本料金1780円(税込)は、5立方メートルまでを1813円(同)に、5立方メートルを超えると1980円(同)に改定。国の「消費税2%アップ」も想定・勘案した。下水道は約20%アップとした。
ところが先の市議会・経済建設委員会は、市当局と質疑応答の後、委員の賛否を問い、上水道の改定案は「継続審査」、下水道の改定案は「否決」とした。これを受けて、市議会本会議でも、上水道の改定案「継続審査」については全員異議なし、下水道の改定案は「値上げ幅が多すぎる」などの意見が出て、反対多数で否決となった。
この問題に対しては、市民有志でつくる「橋本市の水道問題を考える会」=中田眞一(なかた・しんいち)会長=が6月10日、「水道料金の引き上げ中止を求める請願書」(署名3002人)を同市議会議長に提出している。
写真は橋本市浄水場=同市真土。
更新日:2019年6月28日 金曜日 20:13