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お尻山の柿若葉しっとり♪令和元年の開花が楽しみ
日本1の柿の本場、和歌山県橋本・伊都地方の柿山で、今、無数の若葉が色づき、瑞々しい春の風物詩を感じさせている。令和元年5月頃には可愛い開花が見込まれ、観光客らは紀の川フルーツライン(広域農道)沿いなどで、スマホ撮影を楽しみそう。
橋本市の紀の川フルーツライン脇の産直市場「くにぎ広場」近くにある、通称「お尻山(おけつやま)」では、平核無柿(ひらたねなしがき)や富有柿(ふゆうがき)を栽培。4月17日現在、若葉が日々大きくなり、薄緑の葉が次第に色づいて、糸のような小雨にしっとり濡れている。
柿農家の話では、橋本・伊都地方は今、柿が葉を展(ひら)く「展葉期(てんようき)」に当たる。
5月は花の蕾(つぼみ)を摘みとる摘蕾(てきらい)、6月は小さな果実を摘みとる摘果(てきか)で、味わい深い柿を生み出す。9月から11月末にかけて、極早生(ごくわせ)柿、平核無柿、富有柿などの順で収穫することになる。
紀の川南岸の土手付近から、北方の「お尻山」を見あげると、その名の通り、あおく可愛いお尻の形をしていて、ほのぼのとした水彩画にでもなりそう。
その山上からは、柿若葉の向こうに国城山や平谷池(へえだにいけ)、振り返ると三石山や葛城山、紀の川流域の町並みが見えて、眼下を南海電車がゆったりと走っていた。
写真(上)は美しさを増す柿若葉と橋本の町並み。写真(中)は国城山や平谷池をバックにしたお尻山の柿若葉。写真(下)は開花時期が近づく薄緑色の柿若葉。
更新日:2019年4月18日 木曜日 00:01