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やった!3連覇・5度目V~紀北工高・ソーラーカー

和歌山県橋本市の県立紀北工業高校=井松友希(いまつ・ともき)校長=ものづくり研究部の「紀北ソーラー」が、三重県・鈴鹿サーキットで開かれた、日本自動車連盟(JAF)など主催の「ソーラーカーレース鈴鹿2018」(国際自動車連盟代替エネルギーカップ)のチャレンジクラスで、3年連続5度目の優勝を飾った。またKV―BIKE(乾電池・モーターで走る自転車改造バイク)クラス3位、KV―40(一人乗り電気自動車)もクラス4位入賞を果たした。
同大会は8月4、5両日開催。出場選手は、ドライバーを担当したものづくり研究部顧問で総監督の中岡進(なかおか・すすむ)教諭(60)、同部OBの宮下和広(みやした・かずひろ)さん(34)、馬場永延(ばば・ひさのぶ)さん(29)、メカニックを担当した3年生の木村裕貴(きむら・ゆうき)君(17)、2年生の西祐利(にし・ゆうと)君(16)、1年生の堀田顕大(ほった・あきひろ)(15)、池上大希(いけがみ・だいき)君のメンバー。
チャレンジクラスは、ソーラーカー研究の一流企業・団体も参加している「エネルギー技術」の非常に高い競技。パネル発電機とバッテリーを搭載した「紀北ソーラー」が、5チーム5台と全長5・807㌔のコースで、5時間の耐久レースを展開、その走行距離を競った。
「紀北ソーラー」は40度近い炎天下で、電力消費・蓄電のデータ戦略を生かし、2番手を必死で走行。終盤、先行車がタイヤパンクで脱落した後、トップで57周を走りぬき、2位に1周差をつけてゴールインした。
同校は2007年に初優勝、2014年に7年ぶり2度目の優勝、2015年は15秒の僅差で準優勝、一昨年はその雪辱を果たし、昨年は2年連続4度目、さらに今回は3年連続5度目の栄冠を獲得した。
部長の木村君は「強豪車両とのタイム差や、電気の残量予想などを的確に行い、全員の機敏な連携プレーで優勝することができた」と説明。個人的には「1、2、3年生の各回とも出場でき、3回とも優勝できたことがうれしい」と感激していた。
中岡・総監督は「この猛暑の中、気力を振り絞って勝ち取った、この貴重な経験は、やがて就職、進学を目指す部員たちにとって、将来の大きな原動力になることでしょう」と喜んでいた。
写真(上)は3年連続優勝を果たし紀北工業高校に帰校して記念撮影する中岡総監督と部員たち=手前はKV―BIKEとKV―40。写真(中)は優勝・入賞を喜ぶ紀北工業高校・ものづくり研究部員や中岡・総監督、OBたち。(下)はKV―BIKE=左=&KV―40=右=と部員たち=いずれも鈴鹿サーキットで。


更新日:2018年8月7日 火曜日 00:00

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