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橋本市・平木市長、無投票再選!まちの活性化誓う

任期満了に伴う和歌山県橋本市長選挙は、3月11日告示され、無所属で現職の平木哲朗(ひらき・てつろう)市長(60)=同市矢倉脇=が立候補、対立候補がなく午後5時、平木市長の無投票再選が決まった。平木市長は選挙事務所=同市市脇=北側の祝勝会場で、大勢の支持者を前に「財政難や高齢化の中、引き続きまちの活性化に努め、住みよいまちづくりに邁進したい」と誓った。
平木市長は同日朝から選挙カーで市内を巡って「清き一票」を訴え、他に立候補者なしとわかった午後5時過ぎ、ただちに選挙事務所に帰り、集まった大勢の支持者と、お礼の握手を交わした。
この後、駐車場の特設ステージに登壇。バックや周辺には地元の県議、市議、近隣町村長、農商工業界の重鎮が並ぶ中、平木市長は貴子(たかこ)夫人と共に、支持者から花束を贈呈され、満面の笑みでお辞儀。藤形好章(ふじかた・よしふみ)選挙事務長や小椋勝保(おぐら・かつやす)後援会長が、支持者への謝辞と、さらなる平木市長への協力を訴えた。
平木市長はマイクを握り、今後4年間の抱負について、「橋本市の少子高齢化の著しさ」を取り上げ、「行政と地域の協力により、住みよいまちづくりに全力で取り組む」と強調した。
たとえば、「企業誘致については、当市と40社の間で進出協定を結び、うち28社がすでに操業。31年度中には、5、6社が操業予定。多くの人に働いてもらえる」との見通しを説明。
幼児期の空洞化問題については、「皆さまの協力により、公民館で子ども食堂を開催。子どもたちの孤食をなくすとともに、高齢者にも来ていただきたい」と希望を述べた。
昨年の台風21号では、床上浸水や山崩れなどの被害を受けたが、今後、大地震などで被災した場合、例えば「柱本小学校だけでは、地域の避難者全員を収容しきれない。行政と地域が力を合わせ、臨機応変、自助共助することが大切」と訴えた。
経済・観光面は、「動物の毛皮が使えないヨーロッパで、今、高野口町のパイル織物が注目され、新製品の開発・販売の好機である」ことや、「橋本には特産品・紀州へら竿(国の伝統的)があり、中国・北京には管理釣り堀ができている。紀州へら竿の輸出や、橋本でのへらぶな釣りを楽しんでもらえそう」との展望を話した。
最後に、今年度から長期総合計画を開始すると表明し、「財政を健全化し、老朽施設を改善、社会保障を守りたい」と誓って締めくくった。
写真(上)は支持者から花束を受け満面笑みの平木市長夫妻=左側。写真(中)は2期目の誓いを述べる平木市長。写真(下)は女性支持者に握手・感謝する平木市長=左。


更新日:2018年3月12日 月曜日 00:00

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