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大災害時の紀北筋守ろう!陸上自衛隊60人歩行訓練

大地震や豪雨災害などに備えて「機動展開能力」の向上を目指す、陸上自衛隊第37普通科連隊第5中隊=相原健太郎(あいはら・けんたろう)隊長(3等陸佐)=は、6月21日、和歌山県橋本市の運動公園~かつらぎ町の道の駅・紀の川万葉の里(約20キロ)で「歩行後進訓練」を実施した。
同37普通科連隊同第5中隊は大阪府和泉市信太山に駐屯。大地震や豪雨災害などの際は、紀北地方の災害救助を担当する。
この日、強靭(きょうじん)な心身鍛錬と、紀北地方の地形特性の把握、自衛隊への信頼感の醸成を目指して、第5中隊の約60人が歩行訓練。全員ヘルメットに迷彩服(めいさいふく)姿で、飲料水など約20キロ入りのリュックサックを背負って、県立橋本体育館を出発。高機動車2台が続いた。
一行は、橋本市保健福祉センター前で一旦休憩し、橋本防衛協会から激励のスポーツ飲料をもらった後、1列縦隊で紀の川右岸堤防を闊歩(かっぽ)。神野々緑地、同市産業文化会館、かつらぎ公園、かつらぎ町役場、紀の川万葉の里まで行進した。
途中、久しぶりに梅雨雲にけむる国城山や、少し水嵩(みずかさ)を増した川面、夜来の雨に洗われた町並みなど見渡しながら、黙々と行進。すれ違うドライバーや歩行者らは、力強く精悍(せいかん)な行進姿に、思わず敬意を表している様子。
相原第5中隊長は「万が一、大災害に見舞われた時は、日頃の訓練を生かし、素早く対応したい」と、口を引き締めていた。
写真は、橋本市の紀の川右岸堤防上を力強く歩行後進訓練する陸上自衛隊第37普通科連隊第5中隊の隊員たち。


更新日:2017年6月22日 木曜日 00:00

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