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児童の「夢」15年後に開封♪橋本LC「夢」記念碑
和歌山県橋本市の橋本ライオンズクラブ=越山雅巳(こしやま・まさみ)会長、会員31人=は創立50周年を記念して、同市南馬場の運動公園・噴水広場に御影石(あかみかげいし)製の「夢」モニュメント(タイムカプセル用)を設け、9月9日、関係者と市内17小学校の児童代表が集まって除幕式を行い〝夢手紙〟を埋設した。児童らは「夢」に向って進み、15年後に開封する。
モニュメントはやや丸みを帯びたラグビーボール状(高さ約2メートル)で、周囲には白い御影石製の12本の石柱、その外輪部には、市内17小学校の校名を刻んだ石製の蓋(ふた)と、6年生児童の夢手紙を埋設する長方体のホール(縦約6センチ、幅約30センチ、深さ約25センチ)を設けた。
この日、各小学校6年生の代表約30人と、橋本市役所、市議会、市教委、同ライオンズクラブ関係者らが集まり、全員でモニュメントを一斉に除幕。各校の代表児童が、同級生の書いた「未来の自分へ」をテーマにした手紙をタイムカプセルに詰めて各ホールに埋めた。
主催者挨拶で越山会長は「皆さんは15年後には27歳ぐらい。夢実現に向けて頑張ってください」と激励。同モニュメントをデザイン・制作した、石材業で同クラブアクト委員会の松本隆雄(まつもと・たかお)委員長が「記念碑には平木哲朗(ひらき・てつろう)市長の揮毫(きごう)による「夢」の文字、さらに「子供たちが ふるさと橋本が 未来へ その又未来へ 夢つかむまで」と刻んでいます」と説明。「2031年にはタイムカプセルを掘り起こします。東京でも大阪でも、どこにいても、お知らせするので、皆さん、ここで再開してください」と話した。
来賓挨拶に立った平木市長、中本正人(なかもと・まさと)市議会議長、小林俊治(こばやし・しゅんじ)教育長ら来賓は、同クラブの貢献に謝辞を述べるとともに、子供たちには「皆さんの住みたいまちづくりを」「未来の夢に向かってね」「がんばれと多くの皆さんが見守っています」と語りかけた。
最後に恋野小学校6年生の阪本健人(さかもと・けんと)くんが全小学校の児童を代表して、「私も未来の自分への手紙を書きました。私の家は柿づくり農家なので、将来はその後継ぎをしたいと思っています」と誓うと、大きな拍手が起きていた。
一方、同クラブは古里から将来のオリンピック選手輩出を願う「前畑・古川記念プールの碑」(石看板)も設置。中体連(中学校の体育大会)優勝旗2本(水泳女子、卓球女子)を市に寄贈した。
写真(上)は橋本ライオンズクラブ創立50周年記念「夢」モニュメント(タイムカプセル)を除幕する関係者と市内の小学校児童代表ら写真(中)は記念撮影する児童や関係者。写真(下)は15年後の自分への「夢」を書いたみんなの手紙のタイムカプセルを埋設する児童代表ら。