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彩色の書「生」初登場♪水茎会書作展21人の思い…

和歌山県橋本市の女性書道家グループ「水茎会(みずくきのかい)」=後藤加寿恵(ごとう・かずえ)会長=の「水茎会書作展」が11月18日(金)、同市東家の橋本市教育文化会館4階で始まった。今回のテーマは「生」で、作品には女性書道家それぞれの人生に対する思いが滲み出ている。20日(日)まで。入場無料。
水茎会は1992年に発足。現在会員は40~80歳代の21人で、毎年1回、書作展を開催し、今年24回目。今回は「生」主題に漢詩、仮名、現代詩・文の計51点を出展した。
後藤会長は洋画家・歌人・随筆家の中川一成(なかがわ・かずなり)のことば「もしやわれ 死んでゐないか しんぶんの死亡広告 みる時あり」を出品。書と私として「(前略)九十七歳まで描きつづけた彼の精神の瑞々しさはユーモアにあると解った」と記している。
諏訪原恵子(すわはら・けいこ)さんは平安時代の歌人・藤原義孝(ふじわらのよしたか)の和歌「君が為 惜しからざりし命さへ 長くもがなと 思ひけるかな」としたため、書と私では「どきどきする気持ち いくつになっても持ちたいと思うのですが…」と表わした。
今回、皆を驚かせているのは、藤井恵美(ふじい・えみ)さんの顔彩で描いた「生」という一文字。運筆を追うと、初めに落ちた一滴は細胞、生まれて金色っぽく輝き、ピンク色の青春、そして伴侶を亡くした後のブルー、やがてすべてが混ざった灰色で終えている。中村さんは「私がこの世に生を受けた時から始まり、十代、二十代、三十代、四十代、五十代、六十代― 最後は仏さまのもとに…を色を使って表現しました」と説明している。
後藤会長は「今回も皆さん、丹精込めて書いておられます。藤井さんの顔彩作品は初登場で、すごいと驚きました。ぜひ、ご覧ください」と話していた。
展覧会は19日(土)は午前9時~午後5時、20日(日)は午前9時~午後4時。また、隣室では第44回「楽書会展」が同時開催されている。
写真(上)は顔彩を使った中村友岐子さんの「生」という作品。写真(中)は心打つ作品の数々と案内をつとめる後藤会長と諏訪原さん。写真(下)は後藤会長の「中川一政のことば」作品。

更新日:2016年11月18日 金曜日 20:39

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