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橋本市長・市議らも出演♪チャリティーコンサート

市長や市議、県議も出演するという珍しい「チャリティー・懐メロコンサート」が、9月6日、和歌山県橋本市隅田町の東部コミュニティーセンターで開かれた。平木哲朗(ひらき・てつろう)市長は、「高齢化社会の中、カラオケで歌うことは、健康長寿に大切」と強調し、社会福祉のためのチャリティーコンサートに謝辞を表していた。
「輝(かがやき)友の会」=中村美恵子(なかむら・みえこ)代表=が主催し、橋本市社会福祉協議会=中西健(なかにし・たけし)会長=が協賛した。同コンサートは東日本大震災が起きた平成23年(2011)の支援金活動・第1回コンサートから5回目になる。
中村代表は開会式で「大震災で被災した方々のお役に立ちたいと、チャリティーコンサートを開催してきました。今後も社会福祉活動として続けていきたい」と挨拶。平木市長は「橋本市の高齢化率は28・6パーセントと高く、10月から介護予防支援事業に取り組みます。健康長寿のためには、ステージでのストレス発散が大切で、私も歌わせてもらいますが、今は胸がドキドキしていて、ほんとに大変。挨拶はこの辺に…」と話し、会場を爆笑させた。
中本正人(なかもと・まさと)市議会議長や、中本浩精(なかもと・こうせい)県議は「カラオケは日本の文化」「大いに楽しみましょう」などと挨拶。壇上で中村代表から〝収益金目録〟を受け取った中西会長は「障がい者やいろんな弱者のために有効活用します。カラオケ日本、カラオケ橋本であり、将来は橋本市を〝カラオケ推奨宣言都市〟にしてほしい」と希望を述べた。
先ず、素人集団・橋本チンドン笑会のチンドン屋が、派手な衣装で、太鼓やアコーディオンを抱えて登場。その生演奏で飛び入り参加の市民らが「憧れのハワイ航路」などを歌って、本格的にコンサートを開始。
橋本いきいき学園の3年生20人が「橋本市歌」「ふるさとは今もかわらず」を合唱した後、総勢100人を超える男女が、舞台衣装または普段着姿で舞台に立ち、「逢いたかったぜ」や「津軽海峡・冬景色」など、演歌を中心に自慢の心、自慢のノドを披露した。
来賓席からは「もうひとつの土曜日」(平木市長)、「木曽路の女」(中本議長)、「さらば涙と言おう」(中本県議)、「糸」(土井裕美子=どい・ゆみこ=市議会副議長)、「俵星玄蕃」(石橋英和=いしばし・ひでかず=元市議会議長)、「ふたりの旅路」(小林弘=こばやし・ひろし=市議)、「みちのくひとり旅」(堀内和久=ほりうち・かずひさ=市議)、「僕は泣いちっち」(杉本俊彦=すぎもと・としひこ=市議)、「愛はかげろう」(岡本安弘=おかもと・やすひろ=市議)、「やっぱ好きやねん」(寺内埓記=てらうち・まさき=国会議員秘書)、「北の旅人」(中西代表)を熱唱した。
とくに「岸壁の母」を井上勝彦(いのうえ・かつひこ)元市議会議長が披露すると、観客はびっくり仰天。井上議員は厚化粧に、杖、モンペ姿で、痛そうに腰を曲げ、よろけながら内股で現れ、歌もセリフも芝居のように〝岸壁の母〟を演じた。その熱演ぶりに会場から「プロ顔負けや」と大喝采を浴びていた。
このチャリティーコンサートは、一般市民らが1人3000円(弁当、お茶付き)を払って出演。そこから諸経費を差し引いて同社協に寄贈。中西代表は「私はテレビの〝愛は地球を救う〟を見て涙しましたが、まさに歌は地球を救うです。このチャリティーコンサートは、大勢の参加・協力で盛り上がりました」と喜んでいた。
写真(上)は開会式で主催者挨拶する「輝き 友の会」の中村代表。写真(中)は「もうひとつの土曜日」を熱唱する平木市長。写真(下)はチャリティー懐メロコンサートで見事「岸壁の母」を演じる井上・元市議会議長。


更新日:2015年9月7日 月曜日 00:00

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