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音の達人・長澤さん♪カラオケ「白苑」半世紀

プロの歌手やのど自慢大会出場の人たちから、「音響効果が抜群にいい」と評判のカラオケ喫茶が、和歌山県橋本市東家4丁目の通称〝浮世小路(うきよしょうじ)〟にある。その店の名は「白苑(はくえん)」で、経営者の長澤文明(ながさわ・ふみあき)さん(80)は「歌を練習するのも良し、歌を楽しむのも良し。気軽にお越しください」と言っている。
「白苑」の店内は、スポットライトが当たる綺麗なステージと、7人掛けのカウンター、それに20人前後が座れるボックス席がある。
同店は半世紀前、つまり1965年ごろ〝浮世小路〟入口付近にオープンした。長澤さんは80年頃、同店オーナーだった姉の後を継いで、妻の美代子(みよこ)さん(77)とともに、店を経営してきた。
長澤さんは演歌を歌うのが大好き。「演歌なら3000曲以上を歌える」という、言わば「ギター流し」並みのレパートリーを誇る。それだけに、店の音響設備には、格別のこだわりを持ち、精一杯、資金をかけて整えてきた。
長澤さんは、連日、音響設備の前の椅子に陣取って、客の歌声に耳を傾ける。その人の声量や声質にあわせ、ボリュームを上げたり、エコーをつけたりして、巧みに音響効果を上げる。美代子さんは、客のリクエスト曲を長澤さんに伝えたり、カウンターで接客したりするなど、常に脇役に徹している。
長澤さんの、他に類例を見ない程の、この徹底した音響へのこだわりが、評判に評判を呼んで、プロの演歌歌手が、次々キャンペーンに歌いにくる。NHKのど自慢大会や歌謡イベントに出場する予定の人たちが練習にやってくる。
店内の壁には、市内在住の葵小百合(あおい・さゆり)さんや、紀の川市在住の宮本静(みやもと・しず)さんなど、人気歌手の約15枚のポスターで飾られ、さすがにカラオケ喫茶開店50周年の老舗の雰囲気でいっぱい。
ただ、今のお客さんは、昔と違って60~70歳代の高齢者が中心。長澤さんは「別に店は儲からなくても構いません。歌うことは健康長寿につながりますので、心行くまで歌って、遊んでほしいです」と言っている。
カラオケは1曲100円。コーヒーや紅茶は400円。きつねうどん500円。営業は原則正午~午後12時。定休日は月曜。
問い合わせは白苑(0736・32・3076)。
写真(上)は〝音響の達人〟長澤文明さん。写真(中)はお客さんの要望に応じて長澤さんの前で歌う妻の美代子さん。写真(下)は演歌歌手・走裕介さんらのポスターを紹介する長澤さん。

更新日:2015年6月28日 日曜日 00:00

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