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ウインズ平阪・父子歌う♪橋本恋野~紫陽花も美しく
奈良時代の中将姫伝説で知られる、和歌山県橋本市恋野の「恋し野 あじさい園」で、6月15日、「あじさいまつり」(同実行委員会主催)が開かれ、紫陽花(あじさい)が満開の丘陵地は、橋本・伊都地方や近府県から訪れた大勢の観光客でにぎわった。
あじさい園は、地元住民が20数年前から、本田池(ほんでんいけ)周辺で、紫陽花(あじさい)約50種5000本を植栽。今は沢山の手毬(てまり)のように咲いて、中将姫の隠れ里の趣(おもむき)いっぱい。
この日午前、迫力満点の紀州紀ノ川太鼓の演奏でオープニング。午後は人気の「ウインズ平阪」が登場。高野口町出身のシンガーソングライター・平阪佳久(ひらさか・よしひさ)さんと、長男で和歌山大学大学院生の靖啓(やすひろ)さんがギターを抱える。
平阪さんが「和歌山ラブソング」や「情熱をなくさないで」など約10曲を歌うと、大勢のファンが手を振ったり拍手したり。とくに今回は父に続いて脚光を浴びている靖啓さんが、自らのオリジナル曲「飛んで火に入る夏の僕」や「すねをかじるよ」などを熱唱すると、客席から「いいよ」「がんばってね」と激励の声が飛び交っていた。
近くのテント張りの店では、名物・恋野米や餅、野菜、ソフトクリームなどを販売。家族連れや若いカップルらが、色鮮やかな紫陽花を見て回った後、木陰に座り、柿の葉寿司などを味わっていた。
ちなみに靖啓さん作詞作曲の「飛んで火に入る夏の僕」と「すねをかじるよ」は、ウインズ平阪ニューアルバム「還暦」で紹介、好評を博している。
写真(上、下)は「恋し野 あじさい園」の特設ステージで父子仲良く歌うウインズ平阪さん=手前=と靖啓さん。写真(中)は舞台の周辺を彩る緑陰と紫陽花。